ノーファインダー打法
次に行ったのは、肉眼で魚が跳ねるのを確認したら、カメラのファインダーを覗かずにレンズをその方向に向け、シャッターを押す方法。
私が狙ってないところでピョンピョン魚が跳ねているのが癪だったのと、ファインダーを覗いたままカメラを構えるのが疲れたのでやってみた。
早撃ちガンマンよろしく、腰の位置でカメラを構え、魚が跳ねるやいなやバキューンとレンズをその方向に向けてシャッターを切ったのだが…
という感じで結果は散々だった。 敵が早過ぎて間に合わない。
やはり魚が跳んでるのは一瞬なので、追うにしてもファインダーを覗いて、その範囲内で追うのが精一杯のようだだ。
一匹を追って跳ねるのを待つ作戦
水中を泳いでいるとこから動きを追いかけ、跳ねる瞬間を捉えるというやりかたはどうだろう?
この作戦は、ひたすら泳ぐ魚をファインダー越しに眺めるという作業に終始した。
こうやって泳ぐ魚を眺めていると、とても飛ぶようには見えないし、飛ぶ必要性があるようにも思えない。
そもそも、一体やつらは何の用があって跳ねてるのか?
再び普通に
というわけで、再び ・基本的に一箇所狙いで ・ファインダーで見える範囲内で追う 作戦で撮った。
するとボラの生態について、いくつかのことが分かってきた。
たぶん、これがこの日のベストショット。 撮れた写真を拡大して見たら、空中では口をキッパリと閉じて真顔で飛んでいた。
●わかったこと
ボラは、普段は口を開けて泳いでいるが、飛んでる時は引き締める。
ボラたちの間でのトレンド
空中に浮遊している状態のボラをよく見てみると…
と、どの写真を見ても身体を捻って横か、ひっくり返って着水していた。まっすぐなまま着水してるのが一枚もない。
着水の時は、背中もしくは側面を下に向けるのが、ボラ的にイケている。