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ロマンの木曜日
 
ドル円相場のダイナミズムを感じる

ドル円山を探して


自然からのメッセージを探して、高尾山口駅にやってきた。


目指せノーベル経済学賞

はじめは電車の中から山を眺めればいいかな、とも思ったのだが、電車から眺める山は思ったよりのっぺりしていた。ドル円チャートのような起伏はない。

電車が移動しているので、一瞬でドル円ビューポイントを通りすぎてしまうのも都合が悪い。

したがって徒歩で山や木々の輪郭をチェックすることにした。


それぞれ20年、10年のグラフを伸ばしたり縮めたりしたもの
この距離感だとのっぺりしすぎている

今回はドル円の為替レートのグラフを10年バージョンと20年バーションの2種類持ってきた。

グラフは縦軸横軸を恣意的に設定できるので、いろいろな形に変わってしまう。なので3種類ほどパターンを用意した。


山の輪郭とグラフを見比べる

さっそくグラフと山の輪郭を見比べる。山の木々はドル円チャートのようになっているのだろうか。


ぺたーんとしている

もこもことしている

木々の輪郭は思ったよりぺたんとしていたり、もこもことしていたりする。距離があるせいか、ドル円チャートのようにとげとげとした波線を描いてはいなかった。

もうちょっと近づいて、木の葉の輪郭が認識出来る距離ならば自然界の円ドルチャートが見つかるのではないのだろうか。


少し山に立ち入ってみる


20分くらい歩いているうちに、いい感じの距離で木の葉の輪郭が見られるポイントがいくつか見つかった。

何十枚も写真を撮ってみたが、結局のところ下の写真みたいなものだった。木の葉の輪郭は確かにとげとげしている。遠距離から見た山の輪郭よりは、円ドルチャートに似ている。



葉っぱはとげとげとしている

では本当にドル円チャートと一致する箇所が見つかるかというと、どうも違う。木の葉は絵だから放射状に生えているので、輪郭が折れ線グラフのような波線を描かないのだ。

もしかしたら一枚だけ! もしかしたら一箇所だけ! と思って探したがなかった。ないものは、ないのである。

 

ドル円フラクタル

山の輪郭、木の葉の輪郭にはドル円チャートのようなものは見つからなかった。

高尾山にはドル円チャートの過去と未来を示す自然の奇跡は無いのか、と思ったそのとき、樹の幹にもしゃもしゃとした苔を発見。

小さな森とも言えそうな苔の塊に、高尾山のフラクタルを見た。ここにドル円チャートのが隠されているかもしれない。


樹の幹に生える苔にドル円のフラクタルが!
どこかにありそう!

地面に
ドル円チャート(のようなもの)が!

森の博士っぽくなったが、案の定目的のものは見つからなかった。

別のやり方で円ドルチャートを立体的に見る方法を探りたいと思う。


手をつなぎながら下山する、もののけ姫のようなカップルはみつかった

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