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フェティッシュの火曜日
 
14年で東京のトイレは変わったのか

スキー客がいた上野

トイレそのものの記述よりも「スキーに行く若者で活気があった」という表現に時代を感じる。いまスキーに行くのは若者ではなく、主に「若い頃スキーが好きだったあんまり若くない人」である。

上野 1996年の記述(抜粋)


ちょうど撮影したのが金曜日のよる10時ぐらいだったため、スキーに行く若者で活気がありました。 上野駅の別のトイレも撮影しようと思ったのですが、ものすごく混んでいて無理でした。小便器(7つ)の後ろに、待っている人がそれぞれ5人はいるという、もう鉄砲隊状態。

壁の色は青、ドアの色は赤。誰がデザインしたんだろう。こんな色に。

総合評価 ★★
清潔さ ★★
広さ ★★
混雑度 ★★★★
なし

鉄砲隊状態はちょっと面白いと思った。いまも鉄砲隊は健在だろうか(いいえ)。

 

2010年 ドアはふつうの色に

スキー客もへんな配色のドアもなかった。鉄砲隊もいなかった。祭りの後か。

オーソドックスなトイレ
オーソドックスな配色のドア

フックもしっかりしたものがついていた。14年前のサイトを見ると僕がやたらとトイレ内のフックの有無に言及しているのに気づく。

そのころはスーツだったのでスーツの上着にコート、鞄など荷物が多かったのかもしれない。得意先にお歳暮を持っていく途中、トイレに入って洗面台に置いたらそこが濡れててびちょびちょになってしまい、濡れたままの包みを渡して逃げて帰ってきたことも今なら書ける。

しかし手渡しでお歳暮を渡していたことに驚く。


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