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フェティッシュの火曜日
 
秋の五重塔コレクション

絵になるやつ、上野の五重塔

さて続いては上野の五重塔。これも浅草寺と同様、メジャーな観光地の中にどすんと鎮座している。見たことあるはずなのに覚えがない、と言われそう。浅草寺に比べるとたしかに印象薄いんだよなあ。さてどこにあるか、というと…。


浅草寺同様に超メジャークラスな上野動物園内です。

エース不在でも休日は家族ぎっしり。


ノージャイアントパンダってちょっと響きがカッコイイですね。スペインのガレージバンドって感じで。それはともかく五重塔!自分も取材やら何やらで何度も来てるはずなんですが、ぜんぜん覚えがなかった。でもこんな所にあったんですねえ。

チケット渡したらもう目の前に!


地図で見ると表門から左前方歩いてすぐ。


入って早々に見ちゃうだけに、帰るころには忘れちゃってるような気がする…。「いやあ、パンダ可愛かったねえ。五重塔?まあそういうのはおいといて」みたいな。ここは動物園、キラ星のようなスター勢揃いですから!五重塔に匹敵する、ってどのレベルかわかりませんが、同等かそれ以上のビッグネームが西から!東から!集められてるんですもの。


ゾウの檻前は家族連れいっぱい。さすがだ。
窓越しで見にくいけどトラも大人気。さすが。


そして上野の五重塔!残念ながら客は少ない…。


正確な名前は「旧東叡山寛永寺五重塔」。もともと1631年に建てられるも花見客の失火(ドジのスケールがデカ過ぎる酔っぱらいだ)によりわずか8年で焼けてしまうも、ただちに再建された塔だそう。全高32mとさっきの浅草に比べると若干小振りです。

正真正銘の重要文化財。さすが300年物は違う。
人間客は少ないけど鳥はいっぱいいます。

今は自動消火装置内蔵。酒の過ちはもうしません。


隣のシカコーナーの方がお客さんは多いんですが、重要文化財なのに…と思いきや、どっこいちゃんと需要はあった。目の前じゃなくてちょっと離れて眺めてみるとよくわかる。


園内フードコーナーやお弁当を食べるテーブルゾーンの借景に。


そして写生する人たちにとっては
格好のモチーフだったりするようです。


子供のころに動物園で行われた写生大会に参加したことある人も多いと思いますが、ノー大会な日でも上野動物園は趣味・絵画な人がいっぱい。しかもウロつく動物に比べると絵になる上に書きやすいからか、この五重塔を描く人が多い。メインは鳥でもバックに塔が入ってたりと背景としても絵になる。ここでも名脇役としてのスタンスを守ってるんですなあ。


旧東叡山寛永寺五重塔

台東区上野公園9-83


ちなみにこの五重塔、現在は東京都の所有になってるのですが、その前は名前にあるとおり寛永寺、そしてもともとは現在も上野動物園に隣接する上野東照宮の持ち物だったそう。お隣なので上野東照宮も覗いてみました。ここでちょっと衝撃の建築物を見てしまいました…。


上野東照宮。旗には葵の御紋が。
鳥居を越えると本殿発見。お参りでもしますかね。


ずっと近づくと…おかしいな、何か違和感が…。


手前以外は絵か写真じゃん!


本殿は工事中だそうで、この処置はわからんでもないんですが、遠目に見るとあまりに自然なだけに驚いた!全部絵だと御利益がアレな感じだけど、手前がしっかりしてるので参る気にさせられる。やるなあ。

というか上野公園って動物園と花見・西郷さん、あとはせいぜい博物館くらいしか関心なかったけど、回ってみるといろいろあるんですねえ。神社やら大仏やら。


芸人の名前とかじゃないです。
顔以外は戦中に供出させられた上野大仏。


園内にある東照宮とは別の神社ではこんな供養も。


同じく上野公園内にある清水観音堂は人形供養も行っている神社だそうですが、ポスターは若干萌え絵入ってますね…。やっぱり今後ソッチ系の人形というかフィギュアも対象として増えていくんでしょうか。ガンダム供養とか。

さてばんばんと五重塔コレクション続きます。その前に五重塔豆知識。


五重塔は英語で書くとこうなんですね。パゴダ!

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