一人暮らしで、自宅のカメラにはリモコンなど付いていない。自動的にカメラのタイマー機能を利用しての撮影となる。
まず撮影をして、自分の姿形をチェックし、そこから文字に近い形に徐々に修正していくという作業だ。
時間帯は仕事から帰ってきてちょっと一息ついた夜23〜24時頃にスタートし、あまり物音を立てないよう何度もカメラと壁際を往復。この涼しい気候の中、汗ばみつつ撮影する生活が始まった。
身の危険を本気で感じた
文字のラインを強調するために、文字によっては靴下を履いてる方がいい場合がある。だが、その場合とても滑り易いのだ。
『ケ』、『テ』、『ホ』については特に身の危険を感じたが、いずれも夜中1〜2時の撮影だったので、ここでもし転倒して脳震盪でも起こしたらどうやって病院に行けばいいのかという不安が頭をよぎる。
あとは万が一打撲でもして病院に行った時には「ちょっとエクササイズをしていて」と言おう、と途中から決めていた。 |