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はっけんの水曜日
 
自作のドレスでファッションショーをする高校文化祭


最後は高校生の涙を見ることが出来ました。いいなー、青春。

たびたび取材をしている大竹学園(以前の記事はコチラ)。なんでも、文化祭で自作のドレスによるファッションショーをするのが恒例だという。くわしく聞いてみると、どうも僕が知っている文化祭とは趣が違う。

面白そうなので見に行ってきました。

松本 圭司



来賓入り口には手作りの看板。

第63回大竹祭

西八王子駅の駅近くにある大竹学園に着くとピロティー(2階の下の土間的空間)に模擬店が出ていた。おお、文化祭だ。結構な人入りで店は盛況。受付には行列が出来ていた。

早速先生と接触し、ファッションショーの情報をゲット。始まるのは14時半とのことで時間が空いた。

折角なのでファッションショーの前に模擬店等々、文化祭を楽しんでおこうと思う。


ここで食券を買って各模擬店で商品と引き替える仕組み。
つくねを売ってた模擬店。あまり作り置きはしないのでいつも熱々。

飾り付けや絵が手作りの工作。おお、高校生っぽい!
ドングリ製のウェルカムボード。ファッションショーは14時半からです。

 

見た目も良いが味も良い、本格チキンカレー。

カレーがうまい

到着したのはお昼前くらい。ちょうどおなか減っていたのでカレーを食べた。鶏肉がほろほろに煮込まれており旨味が濃い。ご飯も黄色く食欲をそそる。カレーは飲み物というが、まさに飲み物のように一気に食べてしまった。値段は300円。食物科があるだけあって食べ物が美味い。

他にはパンケーキ、つくね、ブリトー、タピオカドリンクが150円、モツ煮が100円、沖縄そばが300円など。沖縄そばは修学旅行が沖縄だからメニューに入っているのだと思う。

生クリームが載った可愛いパンケーキのすぐ隣でモツ煮を売ってるのが面白く、モツ煮を見て思わず会場でビールを探してしまった自分のオヤジ性に嫌気がさした。高校の文化祭で売ってるわけないだろ!


パンケーキはホイップとチョコソースがうまそう。
食券販売所にあったのは、食品サンプルではなく実物。

 

各クラスでオリジナルTシャツがあるらしい。こちらは低燃費な2の3。

お菓子売り場には長蛇の列

模擬店のカレーも美味かったが、製菓販売のコーナーも人気で、1日2回の販売時間前には長蛇の列が出来ていた。マドレーヌ50円、クッキー100円など値段も安く味もよい。

一人2個までと、買える個数の制限まであるほどの人気ぶりだ。


マドレーヌ50円など低価格。
山盛りのお菓子もあっという間に完売。

 

毎日放課後残って練習をしたという実演メンバー。

パスタ作りの実演&試食

こちらはパスタ実演コーナー。パスタを粉から作って製麺し、茹でて別に作ったソースと合わせる様子を見られる。出来上がったパスタは先着順で試食できちゃう素敵なコーナーだ。

4人の生徒がパスタをこねる作業、伸ばして製麺する作業、ソースを2種類作って仕上げる作業を分担して行う。


まずはパスタの生地をこねる。
バトンタッチ、生地を伸ばして製麺する。

こちらではカルボナーラソース作り。
ソースが出来たら茹で上がったパスタと混ぜる。

ボンゴレロッソを作るらいらい君(彼のニックネームらしいです)。

放課後残って練習したというだけあって手つきも慣れたもの。フランベの時は大きな炎が上がったが慌てることなく見事にカルボナーラとボンゴレロッソが出来上がった。

フェットチーネもモチモチ。ソースとよく絡み、店で出てきてもおかしくない味だった。


フランベで炎が上がっても慌てない。なにこの貫禄。
良い匂いが食欲を刺激します。

試食させてもらいました。フェットチーネにソースが絡んでうめー。

ボンゴレロッソはほうれん草のフェットチーネで。こちらも美味。

 

なぜ太眉。いもとか?

この子たちは一体誰なんだ

ピロティーの模擬店やパスタ実演をひとしきり見たので校内の展示も見ようと学校に入ってみると、廊下に妙なポスター?が貼ってあった。

女子生徒が写っているのだけど、なぜかみんな眉が太いのだ。僕の女子高生のイメージは細眉なのだが、みな太い。珍獣ハンターのいもとみたいな風体である。

しかも1枚や2枚じゃなくて、何枚も。

なんだこれ、なんて言いながら写真を撮っていたら、「あ、それあたしです」って声を掛けられた。


もしかして・・・なに、なんなのー?!
まさかの文化祭否定。

否定したと思ったら肯定。太眉隊も一枚岩ではない様子。
なんでパラダイス銀河の歌詞なんて知ってるんだ。

本人がいた。あれはなにかと聞いたら「趣味です」と男らしい答え。
太眉隊勢揃い。

これはなんですか?いもとですか?と聞いてみたら、

「趣味なんですよー(笑)」

という答え。そうか、趣味なのか。趣味なら仕方ない。オジサン、若い子の考えることがよくわからないよ(多分僕も親世代から思われてる)。

 

有田焼の皿が200円。マジで。買えば良かったな。

バザーがすごい

とある教室はバザー会場。ここも凄かった。アツかった。思わず長居してしまうほどに。

立派な桐箱に入った皿や器が100円なのだ。どれも立派で、ヤフオクだって100円じゃ買えない。デフレ極まれりという値段で、僕は小鉢5個セット(つまり1個20円)と曲げわっぱ(2個セット)を買った。超良い買い物をした。2つ合わせて200円ですよ?!

ホクホクしてると、ビールサーバーや釈由美子がお酌をしてくれる、釈お酌も100円で売られていた。ものすごく心が揺れたが、取材の事を考えて断念。荷物は増やしたくない。来年また出てたら買いたい。


伝説の釈お酌が100円!
10分くらい買うか悩んだけど色々考えて断念。100円。

 

1年生の作品だそうな。レベルたけー。

お菓子の細工もすごい

別の教室ではお菓子細工の展示と体験コーナー。砂糖やマジパンで作られた可愛いケーキが並んでいた。

細かいとこまで良く出来ていて感心してしまう。で、これって食べられるんですかね。


2年生のマジパン細工。かわいいー。
これも2年生の作品。アポロとかきのことかたけのことかあるけど、それらも手作り。

 

会場はあっという間に満席。人気ありますな。

さぁ、ファッションショーの始まりです

そしていよいよ待望のファッションショー。体育館中央には赤い絨毯が敷かれたステージがあり、周りに観客席が作られていた。

お客さんは割と父兄の皆さん。娘が自分で作った服を着ちゃったら、そりゃ家にあるあらゆる機材で撮影したくもなるでしょう。

こういったショーを撮影したことはないのですが、僕も頑張って撮影しました(ストロボ忘れたけど)。これからは主に写真をお楽しみください。


まずは3年生から。Pen(カメラ)を首から提げてカメラ女子風。

まさかの着ぐるみ。っていうかこれ作ったのか!

あらやだ可愛い(最後にインタビューさせてもらった生徒さんですよ)。

シャボン玉を吹くなど、演出も様々。

学年が変わるごとにラウンドガールが出てくるシステム。次は1年生だ。1年生は主にワンピースを作ったそうです。

ラウンドガール登場。次は1年生。1年生はワンピースが基本。

1年生でこれ作っちゃうのか。すげーな。左の生徒さんはバルーンスカートに苦労したとの事。

まさかの飴まき。

写真を取り込んだらこの生徒さんの写真ばっかでビックリした。

ポーズもかわいいですにゃー(僕が女子高生を可愛い可愛い言うのもアレなので猫語尾でごまかす作戦)。

ピンクのワンピース可愛いですにゃ。1年生はステージ上の動作がぎこちなくて、だがそれが良い。

あ、また撮ってるのにゃ。

僕の後ろに座った女性客も、隣に座った妻も、みんな口々にかわいいー!って言ってた。でも僕は妻の手前あまり他の女の子を見て可愛いと言うわけにもいかないので黙って写真を撮った。

次は2年生。2年生になるとグッとレベルが上がる。技術も上がるし製作期間も長く取れるのだろう。


2年生はじまりはじまり。

2年生はステージ上の動きが色々で面白い。ジャケット+スカートまたはズボンが基本。

チェックのミニスカートに合わせたコサージュと帽子。

二人ともすてきなレイヤースタイルですにゃー。

服も可愛いけどポーズ含めその他諸々可愛いですにゃ。

おー、格好良い。二人とも帽子とジャケット、タイ生地を合わせてあるのです。

ゆったりパンツ(ズボンのことだよ)にきりっとジャケット。笑顔がいいですにゃ。

バッカーノ(というアニメ)のオープニング曲に合わせて登場。キュートかっこいい!

そして最後に3年生のウェディングドレス。僕がお父さんだったら泣いちゃうかも知れない。

次は3年生のドレスですよ。

着ぐるみからお色直しで、ウェディングドレスで大人っぽく。

更に着脱式のスカートを外すとミニドレスに!

半透明の布とかブーケかわゆす(ファッション用語の語彙が尽きた)。

肩出しドレスには黒髪が映えますな。肌綺麗なー。若いってすげぇ。

お父さん、娘さんをください。

ラストは淡いピンクのドレス。写真だと判りにくいけど。

なぜか目が潤んでおりますが。

最後にあいさつを読上げるのだけど、読むはずだった生徒さんが 涙でしゃべれなくなってしまったのでチェンジ。

本当にお嫁に行っちゃうような空気に。

お父さんへの手紙を読上げている様子ですにゃ(ウソですにゃ)。

あ、右となりに涙が広がった。

 最後はニッコリ。

あなた女優さんですか。

以上、家政科の生徒さんたちによるファッションショーでした。みんな布からこれらドレスを作っちゃったのだ。心底凄いと思った。僕もがんばらないとなぁ、なんて倍近く年取ってるのに思わされた。

全員で記念撮影。

1年生はなぜか変な手でポーズ。

 

作るのがとても大変で感極まってしまったそうです。

取材させてもらいました

最後に3年生に取材させてもらいました。

松本(以下松)「最後に泣き出してしまいましたが、どういう思いがあったのですか?」

生徒さん(以下生)「作るのがとても大変だったのを思い出してしまいまして。」

松「どのくらいの期間で作りましたか?」

生「ベストとワンピースとドレスを作りましたが、去年の1月から始めました。10ヶ月です。」

松「そのドレスはどうするんですか?実際の結婚式で着たり?」

生「いや、着ない・・・と思います。どうしましょうか・・。」

松「将来は服飾関係の仕事をするのですか?」

生「いえ、お菓子の学校に行く予定です。」(家政科なので服を作るだけでなく製菓などもするのだそうです)

お菓子もドレスも作れちゃうのだ。ウェディングドレス姿を見ながら、婚活なんてしなくても引く手あまただろうなぁ、なんて思ってしまいました。

僕が知ってる高校文化祭とは随分違った

僕が高校生の時は、文化祭で占いソフトやゲームを作って展示していた。電算部(平たく言うとコンピュータ部)の展示だ。「文化祭=自分の作ったソフトを見せる場所」だった。

文化祭前は各自一人でプログム開発。当日は説明は後輩にやらせておいて、1日中ネオジオで遊んでいた。そういういい加減な文化祭体験しか知らない身としては、ちゃんとした高校文化祭は新鮮だった。

面白いね、高校の文化祭。今度近所の高校でやってたら行ってみようかな。

以前僕が講演させてもらった時の記録が貼り出されてて怯んだ。

取材協力

学校法人 大竹学園 大竹高等専修学校

〒193-0931
東京都八王子市台町3-29-19
http://www.ohtakegakuen.ac.jp/


 
 

 

 
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