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はっけんの水曜日
 
京成立石立ち呑みツアー

二軒目は隠れ家的酒場「ジバラ」

二軒目を目指して商店街を抜けて大通りを渡り、映画のセットみたいなビリヤードの看板をくぐって、ここがニューヨークだったら決してよそ者が足を踏み入れてはいけなそうな路地へと進む。

しばらく進むと目指すジバラという店の看板がやけに高いところにあり、ようやく着いたかとおもったら、そこを曲がってさらに細い路地に入り、建物に入って急な階段を上ったとこだった。

「うふふ、私を見つけてごらんなさい」とでもいっているような、ものすごい見つけづらい立地である。ゲームの世界でいい武器を売っている店か。絶対一見さんは入らないぞ。


立石は街全体がタイムカプセルなのだろうか。 上を向いていないと気がつかないところにある看板。

店内はけっこう広く、普段は立ち呑みスタイルではなく椅子席の店なのだそうだ。イベントのチラシには「隠れ家的酒場」と紹介されていたが、隠れ家そのもの。

店名はもちろん「自腹」から。人の金で飲むなということか。オープンしてまだ8カ月なのだが、ここの場所で以前なぎら健壱が店をやっていたらしい。そんな店があったのか。


路面店にはない落ち着いた雰囲気。うちの近所にあればいいのに。 とてもわかりにくい場所なのだが、それでもお酒の匂いに吸い寄せられるように一見のお客がやってくるそうだ。さすが立石。


長居をしたいが制限時間は30分

マスターがどっかでみたことのあるようなロゴのオリジナルTシャツを着ていたので聞いてみたら、「これ、友達が作ってくれたんですけど、GIBARAじゃなくて、JIBARAだから大丈夫なんです」と、とんちが返ってきた。

なんだか一杯おごらせてほしくなった。


喜導戦士JIBARAだって。

この店のチケットサービスは、お好きなドリンク一杯と、レバーペーストかアンチョビポテトサラダなのだが、すでに後者は売り切れ。このイベント、どれだけ参加者が多いんだ。


左はオリジナルのボカボールというお酒。ショウガが入ったエナジードリンクみたいな味でうまい。右はジンジャーボール。同行者がショウガばっかり頼む。 レバーペーストは一人二切れ。立ち呑み屋とはちょっと違うけれど、ダラダラと会話をするのに最適な店。

あっという間に30分経過。もうここで腰を据えて飲もうよという気分だが、立ち呑みラリーは続くよどこまでも。

店を出ようとしたら、さっきW4にいた人達が入ってきて、ちょっとした親近感を覚えつつ会釈をしてすれ違う。変な感じ。


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