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ちしきの金曜日
 
ひきつづき東京湾ですごいことが起こっている


なんと!工事中の上に登らせてもらった!うひょー!

いぜん「いま東京湾ですごいことが起こっている」という記事を書いた。起こってた。ちょうすごいことが。

で、そのすごいことはまだまだ終わっていない。引き続き起こり続けているのだ。

今回もそのすごいことがいかにすごいかお伝えしよう。

大山 顕



でかいクレーンで橋を持ち上げて架ける!

先週末、2010年11月20日の土曜日早朝、東京湾でいま工事をしている巨大な橋「臨海大橋」の、橋を架ける工事が行われるという情報がはいった。

こりゃいかなきゃ!

ドキドキしながら向かった東京湾岸。とにかくそのすごいようすをご覧いただこう!どーん!


吊ってます!ものすごくでっかい桁を!吊って!載せてる!すごい!【より大きな写真は→こちら

下から見上げると、こんな!【より大きな写真は→こちら

いやはや、あまりのかっこよさにじっと見上げたまま倒れそうになった。「ダヴィデ症候群」(*)あらため「クレーン症候群」だ。

(*ダヴィデ症候群とは、イタリアでダビデの裸像を見て気分が悪くなる人が相次いだというやつ。裸像だから、じゃなくて、じっと長時間見上げて鑑賞したため、首の血管が圧迫されたのでは、とされている。いわゆるエコノミー症候群の首版ですな。ほんと気をつけなきゃ)

というか、そんな雑学はいいんだ!


向こうに見えるけったいな形のトラス部分のワンスパン手前の箱桁部分が今回架設されたところ。って、「トラス」とか「箱桁」とか言われてもわからないですよね。とにかくすごい!ってことだけお伝えできれば。【より大きな写真は→こちら

ディテール含めてすべてが大きすぎるので、スケール感がよくわからない。橋脚まわりの足場の細かさを見てようやく実感。でかい。あと写真も無駄にでかい。

「足場の細かさ」って言ったけど、よく見たらぜんぜん細かくない!ダイナミック!

細く見えるけど、このワイヤーもものすごく太いんだろうなー!

この4色展開しているカギの部分かわいい。かわいいつっても、これもものすごく大きいんでしょうね。きっと部屋に置けない。置くつもりか。

この橋、完成すると全長は2933m、一番高いところまでの高さ87.8mというものになる。今回はその一部「海上アプローチ部」という部分の桁を載せる作業だった。


国土交通省 東京港湾事務所「『東京ゲートブリッジ』の橋桁架設工事について」より(pdf)

過日の「いま東京湾ですごいことが起こっている」は上の図で中央防波堤側の「側径間トラス部」という部分を橋脚に載せる一大スペクタクルだったわけだ。


スペクタクルでした!(「いま東京湾ですごいことが起こっている」)

その記事でも書いたが、この橋がひじょうに特殊な形をしているのは、近くに羽田空港があるせいで高さ130メートルを超えてはいけないという制限があり、かつ頻繁に大型船がその下を通るため下の空間が低くなってもいけないという、二重苦を背負っているためだ。高さが出せないから斜張橋などにもできなかったわけだ。たいへんだ!

いやはや、ほんとすごいな。人間って。

だけど、こんなにたいへんな設計と作業とを積み重ねて、つまるところやりたいことといえば、湾岸の道路渋滞をなくすため、っていうんだから、なんだかすごい。いや、もちろん重要なことですけどね。

でも、道路混雑を軽減する、っていうなんとも日常的な目的と、このとき目の前で起こっていることのバランスが自分の中でとれない。

そして、人間ってすごいなと思う一方で、自然を前にした人間の四苦八苦もしみじみ感じる。今回の工事にしても、陽が上がるのをまっての作業開始だ。お天道様にはかなわない。

そうそう、日の出前から見に行ったんだよ。眠かった!


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