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ちしきの金曜日
 
ひきつづき東京湾ですごいことが起こっている

巨大なものを繊細に

そのコマ撮り動画をご覧いただこう。


現場ではわからなかったが、小刻みに回転微調整を行っているのがよくわかる。オペレーターすごい!あとちょうど最後に雲から顔を出した太陽が橋とクレーンを照らして、なんだか神々しい。

動画にしてみてはじめて気がついたのだが、この巨大さからは信じられない微調整を行っている。このクラスの作業ができるのは超一流のオペレーターだと聞いたが、そりゃそうだよなー!と思った。お好み焼きひっくり返すのに必ず失敗するような人間にはとうていできない。たとえがわるい。というか誰のことだ。


ここにいらっしゃるわけですよ、その超一流オペレーターが。しかもこんな下の位置から。クレーンの先とかにカメラとかついてるんのかな?というか、そのそぐわないマンボウ柄はいったい。

お好み焼きひっくり返すのが苦手な人が感嘆の声を上げながら鑑賞ちゅう。フードからなんか角が生えていますが、気にしないでください。

なんと!トラス部分の端っこまで登ってきました!

さて、この日はこれでおわりではなかった。スペクタクルが終了し、早朝からの眠気がおしよせてきたころ、次なるスペクタクルに向かう。

なんと、この橋の端(期せずしてだじゃれ)に登らせてもらえたのだ!


「東京ゲートブリッジ」という名前に決まりました!

さきほどからこの橋のことを「臨海大橋」って呼んでみたり「ゲートブリッジ」って呼んでみたりと表記が安定しない。ぼくこういうことよくやって編集者さんにいつもおこられる。

いや、この場合しょうがない。これまで仮称として「臨海大橋」と呼んでいたこの橋、名称公募が行われていたのだが、この日めでたくその応募の中から「東京ゲートブリッジ」に決まったばかりなのだ。

あれだ、結婚して苗字が変わった女性を、ついつい旧姓で呼んじゃうじゃないですか。あれですよ。ちがいますかね。


で、この日応募したこの名前が採用された方々(何人かいらっしゃった)を表彰する催しがあり、それに参加したのだ。

表彰もめでたいが、お目当てはこの式の後、ゲートブリッジの橋の端(期せずしてだじゃれ)に登らせてもらえるというそちらにある!


やったー!

バスで中央防波堤側まで回り込みます。

さきほどまでいた若洲側からこんどはその反対側、中央防波堤側に回り込む。なんせ若洲側が真ん中のトラス部分までつながったのはついさっきで、まだまだ連結作業を行っているから。すでにアプローチ部分がつながっている反対側に行く必要がある。

そう、中央防波堤!

橋の上に乗ること自体もさることながら、通称チューボーに魅せられているぼくとしては、そこにふたたび行けるのもとてもうれしい。


うひょー!ゴミの山!チューボー!

うひょー!

うひょー!わー!

橋の上にあがっても、いっときぼくはチューボーにむちゅうだった。なにしに行ったんだ。

いや、なんせ標高30メートルだよ?。30メートルつったら、上野より高いんだよ?すごくない?東池袋とか、あのあたりが同じ高さだよ?ゴミで地形をつくったんだよ人間は!

この土地が何区に所属するのかはまだ決定していないようだが、江東区に所属すると、区内で一番高いのはこの人間が作った大地ということになるんだよ?


みんなが橋の端にむちゅうなのに、ぼくはチューボーばかり見てて国交省の人に苦笑された。わかってねえな、国交省。

でもやっぱりすごいな!ゲートブリッジ!

チューボーに気をとられて、しかしふりむけばそこにはすごい光景が広がっていた。


やんわりとした、しかし確固としたとした上り坂。その向こうに見えるのが、さっきのクレーンのあたま!【大きな画像→こちら

ふたたびふり返って下の方、チューボー側を見る。

右が上・端っこ側。ひだりが下・チューボー側、のパノラマ。【大きな画像は→こちら

どうにかしてスケール感をお伝えしたいのだが、なんせトラス自体がでかいのでなんだかよくわからない。

これだけトラスが大きくなっちゃうとトラス自体がトラスでできてないとダメなんじゃない?とか思っちゃう。

と、ここで気がついた。ぼく、高いところ苦手なんだった!


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