昔ながらのペンキ絵は芸術だ

中国どの都市でも古い家が壊され、新しいマンションや商業ビルが建ち、街全体が新しく生まれ変わっている。

古い地域には昔ながらの壁にペンキで描かれた絵があったのだが最近絶滅の危機に瀕している。残っているペンキで描かれた警察や軍隊の絵を発見すると、昭和のテーマパークや昭和風の居酒屋の壁に貼られた映画の広告に出くわしたかのような懐かしさに包まれる……ことは中国で生まれ育ってないからないけれど、きっと中国の人は懐かしく思ってるんじゃないか。

写真も時代遅れに

手書きであろう絵画に代わって、警察官の写真が増えてきたように思える。ただそれもなんだか時代遅れのようになってきた感がある。

基本は警官の敬礼モノばかりだが、稀に敬礼以外もある。オンラインゲームでいうところのレアアイテムだと思う。

ラブリーでプリティーな警察官が旬

写真を使った警察ポスターすら時代遅れなら何がトレンドかといえば、デフォルメされ目がくりくりっとした警察官がちょこんと乗っているポスターが今の旬。

日本の画風とはひと味違う、少年のような透き通った目の警官たち。日本の漫画の影響を受けたとはちょっと言い難い、こんなラブリーでプリティーな警官なら中国の人々も警官に対して緊張を解いて、フレンドリーに接してくれるかも知れない。

日本の警察絵ってどんなんだっけ？

中国がこうだと、日本のってどうなの？と思うところ。いろんなところに行くたびに、警察の写真付ポスターとか自衛官募集とか探したけどあらためて探そうとすると見つからず。