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はっけんの水曜日
 
日本三名瀑「袋田の滝」を見てきた(義理の両親と)


滝を見にいこうという発想すらなかった。

78歳になった義父が、一年遅れの喜寿の祝いに袋田の滝をみたいと言い出した。

義父はこの夏に入院しており、年も年なので体が弱ってきているので、まだ歩けるうちにどうしても袋田の滝が見たいそうだ。そういわれると義理の息子としては断れない。

私としては滝にまるっきり興味がないのだけれど、義父、義母、妻、娘と連れ立って、サザエさん一家のマスオさん的な立場で一緒に滝をみてくることにした。

玉置 豊



袋田の滝は茨城県にあるらしい

私にとって旅の目的は、だいたいが捕るため、食うためであって、「見るため」という理由で旅に行くことはほとんどない。潮干狩りやキノコ狩りはいくけれど、紅葉狩りにはあまりいかないタイプなのだ。

したがって、袋田の滝とやらを見にいくのはまあ親孝行だしいいのだが、まったく興味がわかなかったので、宿の手配などはすべて妻がおこなった。滝で釣りをする訳にもいかないだろうし。

カーナビに行き先を登録したときに、ようやくどこにあるのか知ったのだが、なんとなく滝といえば栃木かなと思ったら、袋田の滝は茨城だった。ふーん。


助手席で寝ていたら、いつの間にか到着していた。

まるっきり下調べをしてこなかった袋田の滝だが、滝なんてものはだいたい川の上流にあるのだから、周囲になにもないだろうと思っていた。

しかし、そこは土産物屋や茶屋が並んだ立派な観光地になっていて、富士山頂で海の家みたいな店ををみたときと似た驚きがあった。そうか、滝は観光地なのか。


駐車場では呼び込み合戦がおこなわれており、そこから滝まで延々お店が並んでいる。

旅に出ると串に刺さっているものが食べたくなりますね。

なぜ袋田の滝なのか

ここにくるまで深く考えなかったのだが、よくよく考えてみると、なんで義父は袋田の滝が見たかったのだろう。別に滝に打たれたいという訳でもなさそうだし、見るだけだったら滝じゃなくても、ほかに選択肢がありそうなものだが。小林幸子ディナーショーとかじゃダメだったのか。


玉コンニャクとかアメリカンドッグが売っていなかったので団子を食べてみた。あんこが入っているかなと思ったが入っていなかった。

直接本人に聞くのも失礼かなと思い(義父とはまだそういう距離感なので)、歩きながら妻に聞いてみたが知らないということで、結局おしゃべり好きな義母が説明してくれた。

「前におにいちゃん(妻の兄)がここにきて、すごいよかったんだって。だから今度連れて行ってくれるっていってたんだけど、仕事が忙しくてなかなか実現しないのよ。お父さん、すごくいいって聞かされて、そこにいけると思っていたから、それが心残りになっていたみたいなのね。」

そういう話か。なかなか両親を連れて行けずにその役を妹夫婦に譲ることになってしまい、義兄も心苦しいことだろう。せめて今日の宿代を半分請求してあげることで、この親孝行を折半したほうがいいだろうか。


串入れ。

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