ここに貯蔵されているものの中で、最も古いウイスキーは何年のものなのか。ふと疑問に思って案内のお姉さんに聞いてみたのだけれど、うまい具合にはぐらかされてしまった。ひょっとすると、企業秘密なのかもしれない。現存する最古の樽は、この蒸留所が稼動し始めた1924年のものだと教えてくれたが、それは中身が空なのだ。
また、奥の暗がりには鉄格子がはめられた物々しい一角もあった。そこに貯蔵されている樽は個人が所有するオーナーズ・カスク。所有者の好きなタイミングでボトル詰めできるらしい。お値段は一樽50万から2000万。樽一つで家が建つ! |