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土曜ワイド工場
 
食べた分だけ体重は増えるのか


たくさん食べます!

テーブルに2キロの松坂牛のステーキがあるとする。
それをペロリと食べきると自分の体重はどうなるのだろうか。食べる前と比べてキチンと2キロ増えているのだろうか。

女子高生は体重測定の日、朝から何も食べない、みたいなことがあると聞くが、その度に「今さら変わらないだろ」と思っていた。でも、それは本当に変わらないのだろうか。

食後に満腹、満腹、と思うけれど、「体が2キロ重くなったな」などとは思わない。実際に増えていてもイマイチ実感がわかないのだ。

ということで、実際に測りながら食べて、キチンと体重が増えるか調べてみようと思う。

地主 恵亮



大きなモモ缶を食べる

何を食べて体重の増加を調べるか検討した結果、大きな「モモ缶」にすることにした。いろいろな物を量りながら食べるのは大変そうだし、白米だとおかずがいるし、飲み物も必要となる。そこで、モモ缶というわけだ。


準備したモモ缶

モモ缶といえば、風邪をひいた時に食べる代表的な食べ物だ。シロップに漬かっているためにモモが十分過ぎる湿り気を帯びている。

そのため、飲み物も必要とせず、モモ缶だけを食べても苦にならないというわけだ。僕の好物でもある。体重の増加を調べるこの調査には最適なものと言える。


「大きなモモ缶」を食べます

普通のモモ缶と比べると驚くべき大きさだ。
高級と言われるカニ缶と比べるとさらにその大きさに驚く。カニ缶は小さい。そのくせ値段は立派。カニはやっぱりすごいんだと思うけれどそれは別の話だ。今回食べるのは大きなモモ缶だ。

ちなみにこのカニ缶は相当古いものらしく缶が錆びていた。さすが82円だ。さらにちなみにだが、この大きなモモ缶も294円だった。たぶん安い。


大きなモモ缶の重さを量る

さすがの3キロ!

生まれたての赤子が大体3キロくらいなので、このモモ缶は赤子と同じ重さということだ。「生まれたて 体重」で検索したら、生まれたての赤子は大体3キロと教えてくれた。ネットは便利だ。

ということで、早速モモ缶を食べていこうと思う。


その前に食前の僕の体重も測る

66キロだった

とりあえず1キロ食べる

僕の食前の体重は66キロだった。
ここから体重の増加を調べようと思う。まずはモモ缶を1キロ食べて体重が67キロになるかを調べたい。

量りながらモモ缶を食べたことが無いので、1キロのモモというのが、どのくらいの量なのか想像がつかない。


3キロのモモ缶はすごい量!

量りながら食べる

モモ缶をちょうど1キロ食べるために、モモ缶を体重計に乗せて食べる。さらに自分の体重増加を調べるために自分も体重計に乗る。

すると上のような食事スタイルになるのだけれど、ものすごく足がキツい。モモ缶どころではない。早々にこのスタイルはやめ、モモ缶は量りながら1キロ食べ、その後僕が体重計に乗るというスタイルに切り替えた。

この方法なら体重計は一台で済む。このためにわざわざもう一台体重計を買ったのに。


美味しい

このモモ缶はオーストラリアのモモ缶で、普段食べる普通サイズのモモ缶よりも甘い。驚く程に甘いのだ。恋人と付き合って3カ月くらいの甘さだ。4カ月目からは甘さはなくなる。しかし、3カ月まではとにかく甘い。それと同等の甘さなのだ。


甘さに耐え1キロ食べ終えた(残り2キロになっている)

体重は67キロになっているのか

甘さに驚きながらも1キロ食べ終えた。
ちなみに僕は一日一食しか食べず、その1食がこの日はモモ缶である。まるでメルヘンの国の住人みたいだ。

お金がイチゴで、食べ物はモモ缶。マスカットに恋焦がれ、グレープと恋に落ちる、そんな国の住人みたいな食生活。その国の住人みたいな僕は今一番、塩を舐めたい。


体重計に乗る

1キロ増えている

キッチリ1キロ増えている。
体重測定の日の女子高生の行動を理解した。確かに低い数字を狙いたいなら食べるべきではない。

では、もう1キロ食べたらどうだろうか。
キッチリまた1キロ増えるのだろうか。身長の伸びがある程度成長すると止まるように、次の1キロは増えないかもしれない。いや、きっと増えるんだろけれど、念のため。


1キロ食べてもまだまだ残っている

2キロ目のモモ缶

2キロ目も相変わらず甘い。
このモモ缶、甘すぎる。メルヘンの国の住民でさえ、「これ甘いんじゃない」とツッコむだろうと思うほどに甘い。

魚の一夜干しばかりの国に移住したい。
お金がアジの一夜干しで、食べ物はホッケの一夜干し。アオリイカの一夜干しに恋焦がれ、フグの一夜干しと恋に落ちる、そんな一夜干しの国の住人になり。甘いより磯臭いを選びたい。


そんなことを思いながら甘い、甘いモモ缶を食べる

僕はもともと量を食べる方だし、甘い物も大好きだ。
カッコつけるためにブラックコーヒーを飲むが、本当はすれ違い際に、この女の人いい匂いだな、と思うその女の人がつけているであろう香水の5倍くらいの量の砂糖を入れた甘いコーヒーが飲みたい派だ。

でも、このモモ缶の甘さは、その20倍くらいある。つけすぎは、もはやいい匂いではないのだ。


でも、美味しいんだけどね

2キロ食べた!

体重は68キロになっているのか

甘い、甘いと言いながら2キロ目のモモ缶を食べ終えた。甘いけれど、お腹いっぱい食べられて幸せだ。僕の胃袋の中にはモモしか入っていない。メルヘンだ。ヒゲが生えた老け顔の男の胃袋とは思えない。


ちょっとキツい

キッチリ1キロ増えてる!

1キロ増えている。
やっぱり食べた分だけ増えるのだ。ダイエットするなら食べないのが一番な気がする。そして、自分の胃袋に2キロも入ることに驚いた。2キロといえばチワワくらいだ。胃袋にチワワがいるのだ。あのつぶらな瞳の。そう思うと、自分の胃を愛おしく思う。


2キロ食べたら汁だけになった

残りは600グラム

2キロ食べ終わると中は汁だけになってしまった。
食べ終わってから調べたのだけれど、この缶は約400グラムあった。モモ缶が乗っている体重計は1キロを指しているので、汁は全部で600グラムあることになる。その汁を全て飲みきって68.6キロになれば、食べた分の体重が増えたことになる。


ということで、68.6キロになるのか汁を飲む

汁も甘い。本体よりも甘い。
しかし微妙な汁のヌルヌル感が喉にいい気もする。なんとなく声を出してみるといつもよりでる。いまなら「アメージンググレース」のあの春の草原に吹く風のような美声が出せる気がした。問題は僕が「アメージンググレース」の歌詞を全く知らないことと、音痴なことだろう。


すごいゲップがでる

たとえば好きな女性がいたとする。
かわいい女性だ。その女性に「何が好き?」と聞いたら「モモ缶」と照れながら言う。それは、とてもかわいい。

でも、実態はすごいゲップをしながら食べていると思う。
なぜだかモモ缶を沢山食べるとゲップが出た。ゲップと甘さから来る吐き気で「ゲップ」と「おえ〜」を連発していた。実験にはそのような苦しさもつきものなのだ。


食べ終わりました

体重は68.6キロになっているのか

悪態をつきながらも完食した。
かなり幸せだ。やはりお腹いっぱい食べることは何ものにも代えがたい幸せがある。男心を掴むには胃袋をつかめ、と言ったりするけれどあれは間違いない。甘い料理でなければ掴まれる。今はとにかく塩が舐めたい。塩水が飲みたい。


体重計に乗る

68.6キロになっている

今回もキチンと増えている。
食べれば食べるだけ増えるのだ。身長は成長すると止まるけれど、体重は無限に増大するのだ。宇宙みたいだ。実際は太るだけなのだけど。恐れ入った。

今回はモモ缶で実験を行ったが、きっとパイナップルの缶詰でも、あさりを甘辛く煮た缶詰でも変わらないだろう。キチンと食べた分だけ体重は増えるのだ。もちろん缶詰じゃなくても。


いろいろと恐れ入りました

結果
体重は食べた分だけキチンと増える!

体重は減るのか?

2.6キロのモモを胃袋に納め、体重はキッチリ66キロから68.6キロになった。この増えた体重はキチンと減るのだろうか。

最近太ったようなので、減ってもらわなくては困る。
1キロの増減に一喜一憂する女子高生やOLと僕も同じなのだ。減って欲しいのだ。女子高生、OLと同じ並びに僕もいるのだ。もはや「女子高生=僕=OL」なのだ。


そんな僕がお風呂に入ります

女子高生、OLと同じ並びにいる僕の風呂あがり

モモを食べた後はお風呂に入った。
「モモを食べた後にシャワーを浴びる」と書くとメルヘンチックな感じがする。まさかヒゲを2週間も剃っていない男の生活記録には見えないが、間違いなくそんな男(僕)の記録だ。

ちなみに僕は髪から先に洗うタイプだ。今は「エッセンシャル ダメージケア リッチプレミア シャンプー」のボトルに植物物語の詰め替え用を入れて使っている。


減った!

シャワーを浴びただけで400グラムも減った。
服装はずっと一緒だから減ったということで間違いない。シャワーはそんなに汗をかくのだろうか。

松坂牛はグラム2000円くらいするらしい。
ということは、もしも僕が松坂牛だとすると400グラムでは8000円も無駄にしたということだ。お風呂に入るのがもったいない気がしてきた。

翌日の朝の体重は?


朝の体重を調べます(寝癖がすごい)

シャワーを浴びた後は寝た。
僕の寝顔は可愛いともっぱらの噂、が広がればいいと思っているのだけれど、今のところそのような噂はない。とりあえず起きてすぐに体重計に乗った。


1.6キロ減っている

寝ただけで1.6キロも減った。
睡眠時間は6時間くらいだ。「寝るだけダイエット」という本を書きたいレベルだ。なぜそんなに減ったのだろうか。寝汗をそんなにも流したのだろうか。一人で大人しく寝たのだけれど。

夜の体重は?


夕方からは外出(競馬場ですがギャンブルに興じているのではなく来週の記事の取材です)

起きてからは家でパソコンをいじって、夕方から4時間ほど外出した。夜の外はものすごく寒くて驚いていたのだけれど、もう12月だから当たり前だ。アラスカではガンガンに雪が降っていることだろう。


帰ってきて体重計に乗る

減っている

外出から帰ってきたらまた減っていた。
この実験が始まった時に調べた66キロより軽くなっている。モモ缶はダイエットにいいのだろうか。ちなみに前日のモモ缶を食べ終わって以来、お茶を2口飲んだけだ。異常に食欲がわかなかったのだ。モモ缶ダイエットを考案したい。


最近太って頭を抱えていたので、寝るだけダイエットと併せて実行したいと思います

24時間経つと戻る

外出から帰って来て体重計に乗った辺りが、前日、モモ缶を食べ始めた頃と同じ時間だ。24時間経つと体重はほぼ元に戻るようだ。では、どうして太るのか。それが今後の研究テーマだ。

その実験の際はモモ缶ではなく、肉が食べたい。
塩辛いものがいい。僕は甘いものに恋するメルヘンの国から卒業したいのだ。お金がロースで、食べ物はカルビ。タン塩に恋焦がれ、ハラミと恋に落ちる、そんな国へと移住したい。

女子高生、OLと同じ並びにいる僕の寝起きの顔

 
 

 

 
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