日暮里の駄菓子問屋街だ

日暮里には駄菓子問屋街がある。ケース単位で売っているので大人買いにはぴったりだ。

「問屋街」というようにもともとは複数の問屋が集まった場所があったのだが、いまは再開発されたビルに入っている。

スーパーボールが欲しい

スーパーボールのくじが欲しかったのだが、一パックで5000円であった。ひとりでくじを引いて次々とスーパーボールを手に入れようとしていたのだが断念。

やはりここにきてこれだけの商品数を見せられるとアラカルトで選びたくなってくる。迷う。

使える金額が大きくなってもなにを買うかの迷いは消えないのだな…と人生分かったつもりになっていたのだが、どれも箱買いなのでひとつひとつが300円〜600円ぐらいするのだ。3000円の予算でそれらをやりくりする感覚は子どものころに味わった制限に近い。

僕が欲しいものばっかりの福袋

これが自分から自分への福袋である。駄菓子問屋にいったのにお菓子をほとんど選んでいないのは大人になったあかしだろうか（ほんとは前の日に胃が痛くてお菓子を選べなかった）。

ではひとつひとつ紹介したい。

DVDは安いからといってDVD-Rにshinkansen.mpgなんてファイルがただ入っているなんてことはなく、しっかりしたDVDであった。僕が子どものころには考えられなかった駄菓子である。

なめ猫大進化

僕が子どものころと（もう30年も前だ）かわったのはなめ猫カードである。

懐かしさから買ってみたのだが、なかみが大進化していたのだ。

しかしこの免許証タイプがほとんど出てこないのだ（ひとりで薄暗い部屋で黙々と出してました）。出てくるのはこんなカード。

クルマの免許じゃなくてsuicaやPASMOになっている。期限はなめられるまで！　Tポイントカードやセブンイレブンのnanacoもある。そしてnanacoの完成度の高さ。 Tポイントカードに至ってはほんものよりもかわいい。

おもしろい。僕もフォトショップでパロディのカード作りたい。

右上は危険物取り扱い責任者の免許である。本物を見たことがないので似ているのかどうか分からないが、すごいところまで手を伸ばしているのは確か。

右下はオーソドックスななめ猫かと思ったらクオカードのパロディだった。ニャオカード。

3000円のカタルシス

3000円で十分すぎる結果である。なめ猫の進化に驚き、DVDを見ながらラムネを食べ、片手ではスーパーボールを弾いている。飽きたらおもちゃを振り回して伸ばそう。