デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
真夜中の空港探訪

子供というライバルが不在の真夜中

3階は出発ロビー。4・5階と違って事務手続きをするフロアなので、商業施設はみやげ物屋やドラッグストアが少々あるだけだ。それらも当然閉まっている。


絵になる待ち人

これまでの写真でわかる通り、がらんとした感じが印象的なフロアではあるのだが、これと言った見物はないか…と思っていたら、真夜中なのにばっちり全開のスペースがあった。


開いててよかった情報ひろば
帽子をかぶっていたわけではない

「情報ひろば羽田」と名付けられたこの一角。税関の広報スペースであるらしい。特に係員がいたりするわけではないが、こちらは24時間休むことなく開いているようだ。

面白いのは左側にある大きな画面。上にカメラがついていて、前に立つと自分が映るのだが、どうやら顔認識をしているようで、顔周辺に追加アイテムが映し出されるのだ。


よくできてんな、これ
大人だけど楽しいぞ

しかもアイテムにはいくつか種類があり、しばらくそこにいると鼻メガネやらぬいぐるみやらと、いろいろ切り替わる。

おもしろいな、これ。日中ならばきっと興味を惹かれた子供がキャッキャと楽しむところなのだろうが、今回は真夜中という大人タイム。思う存分満喫させていただいた。


何がどうなっているのやら
書いてある英語を読んでびびる

広報コーナーのスペース内部には、輸出入が禁止・規制されている品々が。個人的には好んで使わないな、という感じの財布などが展示されていて、さっきまで遊んでいて上がっていたテンションが微妙に下がる。

ワニの絵が描いてある袋の英語をよく読むと、「クロコダイルジャーキー」。自分にはなかった発想。

他にも偽ブランド品などが並んでいるこのコーナー。この手のコーナーに入って、具体的に禁止や規制が示されているのを見ると、なんだかいつも「はい、わかりました」と、神妙な気持ちになる。


気になるけどダメなんですよね、わかりました

下の2階は到着ロビーと電車の駅との連絡通路。さらに下の1階は道路と面していて、リムジンバスなどの乗降にはここから一度外に出ることになる。


駅への通路にあったあのでかい書
コンビニも空港気取りでかっこいい

訪れた時期と関係してなのか、2階には年末になると清水寺のお坊さんが書く「今年の漢字」が10年分並んでいた。2010年のもの以外は実物が展示されていて、テレビで見たあれかー、と過去10年を振りかえさせられた。

1階にあるコンビニは「エアローソン」と言っても、別にエアギターのように実体がないわけではない。店頭に空港みやげのお菓子がある以外は、思っていた以上に普通のコンビニだった。

2008年の漢字と記念写真

エマニエル夫人の椅子には座れなかったけれども、非日常的な空気を味わうことができた真夜中の空港探訪。日中に訪れるのとは違った様子を味わえる楽しさがある。

調べてみると、出国エリアの方にはシャネルやロレックスといった有名ブランドの店が夜中の1時半まで開いているらしい。どんな雰囲気なのだろうか。いつか実際に夜中のフライトを利用する旅客として、出国エリアの方も探検してみたい。


< もどる ▽この記事のトップへ  

 
 

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.