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はっけんの水曜日
 
パックご飯を食べくらべたい


レンジでチンして食べるパックご飯が便利だ。
正式名称は「包装米飯」というらしいが、要するに「サトウのごはん」の類のことである。
わずか2分間で、かなりおいしいご飯が食べられるというのは、薪で火をおこしていた時代からするとまさに魔法だ。
店頭にはいろんな種類のパックご飯が並んでいるが、一番おいしいのはどれだろうか。

工藤 考浩



ものすごくたくさんある

ひとり暮らしの僕の家には、電子炊飯器がない。
貧しくて買えないのではなく、必用がないからだ。
毎日自炊するわけではないので、米を買っても食べきるまで日数がかかるので古くなってしまうし、ひとり分炊いてもおいしくない。
多めに炊いて冷凍しておくという手もあるが、冷凍のご飯よりもパックご飯の方が断然おいしい。
なので、週3回くらいの「おウチご飯」は、パックご飯にお世話になっている。

そんなパックご飯、スーパーに行くとすごくたくさんの種類がある。


ざっと数軒で回っただけでこの種類

同メーカーでも数種類

社団法人 全国包装米飯協会(という団体があるのだ)のホームページを見ると(→こちら)、加盟している製造メーカーだけでも13社あり、しかもひとつの会社が複数の商品を製造しているケースもある。


お米の種類によって別れている

味の違いを

メーカーによっては「魚沼産コシヒカリ」が最高級で、それ以外に産地や米の銘柄で価格設定の違う商品をラインナップしている。
もちろん値段の高いものがおいしいのだろうとは思うが、それらにどれくらい味の違いがあるのか、またメーカーごとに味の特徴はあるのか、食べくらべてみようと思う。


ちなみに、パックご飯のおいしい食べ方は、お茶碗に装う時にほぐすこと。
これでずいぶん味が変わるということを数年間食べ続けて習得した。

ちゃんと器に移して試食した

味がわからない

…で、食べくらべてみたのだが、大変困ったことに、味の違いがほとんど無いのだ。
まず温めたてを順次食べ、全種類加熱し終わったところでそれぞれ比較してみたのだが、メーカーごとの差はあるものの、詳細な違いは「気のせいかも」の域を出ないのだ。
ようするに「全部おいしい」のである。


ぜ、ぜ、ぜんぶおなじ味だ

動物園へ

当初は、食べくらべた味の違いを、動物園の動物たちに例えて、「これはおいしいから百獣の王ライオンだ!」とか「ぼんやりした味だからナマケモノ」などと表現するつもりだった。
しかし、そんな大幅な味の違いはない。
こまった、どうしよう。


困りつつも、とりあえず来てみた

かわいい動物の写真と共に

というわけで、動物で例えるのはやめにして、「パックご飯食べくらべとかわいい動物たち」というスタイルでお送りすることにする。


味の違いがわからんのだよ

全13種類

違いがないとはいうものの、メーカーによってご飯の軟らかさや香りなどにはけっこう差がある。
その辺を比較したので、かわいい動物の写真と共におたのしみいただきたい。


サトウのごはん 魚沼産こしひかり
サトウのごはん 新潟県産コシヒカリ
サトウのごはん あきたこまち
カトキチ たきたてご飯 新潟県魚沼産こしひかり
FOODeX 新潟産こしひかり
ローソン こしひかりごはん
カトキチ たきたてご飯 国産こしひかり
マルちゃん あったかごはん 新潟産コシヒカリ
マルちゃん あったかごはん ベストブレンド
西友 北海道産ななつぼし
はごろも パパッとライス
S&B つややかなごはん
ウーケ 富山県北アルプスの天然水仕立て ふんわりごはん
総評
   

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