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ロマンの木曜日
 
瀬戸内台場物語

明石港から淡路島へ

続いては、淡路島の「徳島藩松帆台場跡」を訪ねてみたい。明石の舞子台場と対を成し、来襲する外国船を挟み撃つ為に築かれた砲台だ。

車があるなら明石海峡大橋を渡ればすぐであるが、あいにく私はそのようなものを持ち合わせていないので、昔ながらの伝統的な瀬戸内移動手段、すなわち船で向かう事にする。

まずは電車で舞子から明石に移動。明石港から出ている渡船で、淡路島北部の岩屋港まで行く。


双頭の櫓が象徴的な、明石のシンボル明石城

観光用というよりは、地元の足として使われているっぽい
調子に乗ってデッキに出たら、物凄い水しぶきをかぶった

たこフェリーが運休している現在、車以外で淡路島に渡るには、ジェノバラインという高速船を利用するしかない。その速度は高速船という名に恥じぬほどで、普通のフェリー感覚でデッキに出たら、横殴りの雨のように塩水をくらった。せつない。


地図で確認したところ、たぶんこの辺りが目的の台場
30分ほどで岩屋港に到着

 

松帆台場までは徒歩で移動

高速船で到着した岩屋は、明石海峡大橋の東側にある町。私が目指す松帆台場は、明石海峡大橋の西側で、その間の距離はざっと3kmという所だろうか。

バスもあるにはあるのだが、運行頻度が少なくタイミングが合わせ辛い。ここは、最も優れた交通手段である徒歩で行く。


淡路島の雰囲気は、まぁ、割と普通の海辺の町
こういうのを見ると、まるのCMを思い出す。えんやぁ〜

途中の道の駅は、タマネギに占拠されていた(→参考記事
明石海峡大橋の橋脚が巨大すぎて車が小さく見える

松帆台場は、その名の通り、松帆というところにある。船着場を出発してから約40分、そろそろその松帆に着くはずなのだが……どうも、周囲の様子が怪しい。


本当にここで良いのかと思わずにはいられない風景
でも、バス停の名前はちゃんと松帆浦

果たして、松帆台場はここにあるのだろうか。これを記事にする事ができるのだろうか。そんな思いが頭をよぎった。


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