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はっけんの水曜日
 
ステーキでステーキハウスを作る


ステーキで作るステーキハウス

ログハウスというのは丸太でできた家で、ビニールハウスというのはビニールでできた家だ。

ステーキハウスというのはステーキを食べさせる店で、ステーキでできているわけではない。
オペラハウスやライブハウスなどと同じ分類である。

けれども、ステーキでできた家があってもいいのではないだろうか。

工藤 考浩



憧れのステーキハウス

カレーハウス、ラーメンハウス、ピザハウス、コーヒーハウスなどなど、ハウスという名の付く飲食店は多々あれど、ステーキハウスのかもし出す高級感にはかなうまい。
ステーキハウスというのは、気軽にはいけない、セレブでゴージャスな響きがある。
そんな憧れのステーキハウスを自宅で楽しむ方法が、ステーキでステーキハウスを作ることである。
最近「おうちカフェ」なるものがブームのようだが、おうちステーキハウスというのもいいのではないだろうか。


わりと敷居の低そうなステーキハウスもあるが


ステーキ肉を購入

ということで、なにやらいい訳がましくステーキハウスをステーキ肉で作る説明を述べてしまった。
すでに言いたいことは言ったので、このまま作らなくてもだいぶ満足なのだが、せっかくだから実際にステーキを焼いて、ステーキハウスを作ってみよう。


アメリカビーフとオージービーフを購入(半分はつかわなかった)

焼く

設計図をもとに生肉の状態で切り抜いて、とも思ったが、縮んでしまうのは目に見えているので、まずは焼こう。


じゅー

じゅーじゅー
引き続き二枚目も焼いておく

どう切るか

焼き上がったステーキをまな板の上に乗せ、ステーキハウスの壁になる部分をどう切り出すか見積もった。
すべては僕がどう設計するかにかかっている。
まさにまな板の鯉である。
勢いで書いてみたが、ぜんぜん"まさに"ではない。


効率的にカットしたい

壁を切り出す

まずハウスの正面にあたる大きい方の壁を切り出そう。
このサイズが決まると、おのずと他の壁の大きさも決まってくる。
肉を切るのにはカッターナイフを使用した。
新品のカッターをよく洗って使用したが、どことなく背徳感が伴うのはなぜだろう。


包丁だと切れないので、カッターナイフを使用
びやーん!

つまみぐい

切り取って、あまった部分をひょいとつまみ食いしてみた。
うまい。
考えてみると、ステーキをつまみ食いすることは、カットステーキでも焼かない限りは、ない。
生まれて初めてのステーキつまみ食いである。


つまみぐいといいつつ、けっこうな大きさで食べている

反対側の壁も

焼き上がったもう一枚のステーキからも同様に大きい壁を切り出す。
今日のお肉はけっこう厚みがある。
つまみ食いをしてみて、そのまま食べてしまいたい衝動に駆られた。
切り出したステーキをどんどん食べて、満腹になったおなかの写真を掲載し、ステーキハウスはこの中よ、という構成にしようかという考えが頭をよぎる。


このへんがちょうどいいか
筋に当たってしまい屋根の部分が途切れた

ドアを

家にはドアが必要だ。
ハウスの入り口をカットしよう。
細かい作業になるが、うまくできるだろうか。


わりとうまく切れた
ドアは食った

壁の切り出し終了

ハウスの横にあたる壁も切り出し、そこには窓も付けて、壁の肉の切り出しは終了した。
窓を切り抜くのは面倒だったが、心理分析で「窓のない家を描く人は家庭を拒否している」というようなのがもしあったらいやなので、がんばって切り抜いた。


明るいハウスをめざして横の壁には窓をあけた

竹串を使って組み立てる

ステーキ肉だけだと自立しなさそうなので、竹串を使って壁どうしを組み立てよう。


王・長嶋みたいだが、ちがう
上棟式をやろうか

さらに補強

肉の壁だけでは耐震性に不安があるため、さらに柱となる竹串を刺した。
木造肉壁構法である。


柱を追加した
そしてつまみぐい(「そして…めぐり逢い」のメロディーで)

屋根を乗せた

壁が組み上がったところへ屋根をのせて完成である。
屋根はできるだけステーキのシズル感を出すべく、あえてカットせずに仕上げた。
匠のこだわりというやつである。


完成!ステーキハウス

ザ・ステーキハウス

ということでステーキハウスの完成である。
屋根のステーキが厚くて重いので、放っておくとやや歪んできてしまうが、それもステーキのおいしさゆえだ。

郊外の高級住宅地にあるお店をイメージしたが、カントリーウエスタン調の質感がうまくでているのではないか。

古き良きアメリカを思わせるステーキハウスである。


どことなく「どーもくん」的でもある
屋根が重そうでうまそう

食べるぞ

さて、できあがったステーキハウスを食べよう。
当初は、わっしわっしと家ごと食らうつもりでいたが、建築までに時間がかかってしまい、すっかり冷たいステーキになったので、予定を変更してカレーにしてしまおうと思う。


煮込んじゃうぞ

ステーキハウスカレー完成

奮発して買った赤ワインといっしょにステーキハウスを煮込んだ。
大きめの肉がたくさん入っていて、かなり贅沢なカレーになった。


びっくりするくらい肉が大量のカレーになった

カレーハウスもいいけどステーキハウスカレーもね

ステーキハウスで作ったカレーは、カレーハウスCoCo壱番屋のカレーに勝るとも劣らないほどの美味であった。
ステーキハウスのうまみがたっぷりと出ている。


わー、具が大きい
いうまでもないが、もちろんカレーはハウスを使った
ステーキハウス・イン・ザ・ハウス


けっこう手間がかかりましたよ

タイトルですべていいきっている記事ではあったが、最終的にうまいカレーができて大満足だ。

食べ物で「遊んで」しまう企画なので、写真が汚くなってしまうとよくないと思い、作業中撮影のたびにまな板を洗うなど、余計なところに気を遣ってしまった。
どうしても、ステーキからしたたる血が刺激的になってしまうのだ。
なんどもまな板を洗っていたので、すっかり手が荒れてしまった。
こんどステーキハウスを作るときはハンドクリームを用意しておいた方がいいだろう。

じつは撮影に半日ちかくかかった


 
 

 

 
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