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ちしきの金曜日
 
無印のポテチでコラボする


こういう風に味が別売りになっているやつです

最近、いろんな企業とコラボしているスナック菓子を見るようになった。

例えば、日清と湖池屋がコラボした「焼そばUFO味のポテトチップス」なんかがおいしそうだ。他にも焼肉のタレメーカーやパスタメーカーなどと一緒に作ったポテトチップが売れているらしい。

こういうコラボスナック、無印良品から売られている、味のないポテトチップスを使えば僕でも作れるんじゃないのだろうか。

斎藤 充博



コラボ第一弾・さけ茶漬けチップス(永谷園)

最初にやってみたのはさけ茶漬けだ。

任天堂が永谷園とコラボしてマリオのゲームを出す、ということが昔あった。テレビの画面に粗いドット絵で映し出される永谷園お茶漬けのパッケージはすごいインパクトだった。

そんなわけで、僕はコラボというと永谷園を思い出す。


パッケージの段階で世界観が合ってないのが気になるが
実際かけてみると海苔が良い感じ

さけ茶漬けチップス、食べてみると、かなり味が薄い。あのスナック菓子特有のパンチの効いた味が全然ないのだ。そんな薄い中、評価のために神経を研ぎすませて味を探ってみる。

…どうもこのコラボ、失敗している気がする。ポテトとお茶漬けの風味が噛み合っていない。噛み合ってはいないのだが、全体的に味が薄すぎるので、その合わない印象さえ薄く感じる。

日常生活に例えてみると、壁の薄いアパートのとなりで夫婦喧嘩が始まった、くらいの組み合わせだろうか。


揉めているが、人ごと

 

コラボ第二弾・ミロチップス(ネスレ)

甘いポテトチップスなんてなかなか売ってはいないが、このやり方なら簡単に作れる。せっかくなので栄養面を重視してみよう。ミロだ。


栄養面を重視したが、パッと見のカロリーは高そう
あ、こういうお菓子きっとどこかにあるな

うーん、このコラボも大分悩ましい。口にした瞬間「美味しい」と言えるような感じではないのだ。でも決して悪くはない。むしろミロの甘みとジャガイモの味が合っている…と思う。

ただし、これも相当考えながら味わった末での「合っている」だ。

壁を隔てた隣の部屋で、なんか、こう、仲良くしている声が聞こえるかな?くらいの雰囲気だ。さっきのさけ茶漬けと逆なのだが、やっぱりまだ壁がある。


この壁が良いんだか悪いんだか

 

コラボ第三弾・おとなのふりかけチップス(永谷園)

次は、ふりかけ。「味のない物に味を付ける物」としては、代表的な存在だ。ポテト相手にはどうなるのか。


味の濃そうな明太子をチョイス
立体的に盛ろうとしたら、不自然になった

残念なことに、食べてみると、ただの塩味。

僕としては「明太子」の部分に大きく期待していたのだが、その明太子の風味がよく解らない。ただし、明太子の味が全くないわけでもない。

お金がない時に、貯金箱をガシャガシャと振り回す。そして「あー、今のところこれくらいは入っているかな…?」なんて思いを馳せることがあるだろう。

明太子味もそのくらいの観察と推測の結果として解る。


これは結局、貯金箱開けちゃうパターンですね

 

コラボ第四弾・コーンクリームスープチップス(クノール食品)

なんだかうまくいかなくて、しょぼくれた感想ばかりが続いてしまっている。さすがにもう失敗したくないので合いそうな物を必死に考えた。


これは世界観が合っている気がする
おお、ようやくうまそうな物が出てきた

必死に考えたのだが、これはまるっきりリスカの「コーンポタージュスナック」のパクリじゃないか、という気がする。

食べてみたらちゃんと美味しいのだが、若干後ろめたい。


でもこの乾燥したコーン部分が甘くてオリジナルな美味しさだった

ともあれ、やっとまともに食べれる物が出てきてホッとしているところが大きい。これまで全然うまくいかなかったという暗黒に、希望の光が射した。

そういえば、いつだったか、電気代を払い損ねて本当に部屋が暗黒になったことがあったことを思い出す。あの時も電気が再開したときは嬉しかった。


こういう気持は一度なってみないと解らないと思う

 

コラボ第五弾・サッポロ一番みそラーメンチップス(サンヨー食品)

続いて、単純に自分の好物の粉を採用してみることにした。サッポロ一番のスープである。


みそラーメンとジャガイモ。親和性はあると思う
笑っちゃうくらいサッポロ一番みその匂いが

食べてみて驚く。このインスタントラーメンの化学調味料の感じが、ふだん食べるポテトチップスの風味そのままなのだ。なんの違和感もなく食べれる。

非常に完成度の高い美味しさだと思う。というか、この「サッポロ一番みそラーメンポテトチップス」普通に売れるぞ!


僕が売りたい

きっと楽しいと思う

 

コラボ第6弾・焼そばチップス(東洋水産)

ラーメンで成功者となったので、今度は焼そばだ。使うのはポピュラーなマルちゃんブランドの焼そばだ。


世の中にはジャガイモ入りの焼そばもあるので上手くいくと思う
みそラーメンよりさらにキャッチーなソースの匂い!

…すごい発見をしてしまった。

マルちゃんの粉末ソース、これは焼そばにしてしまうよりも、ポテトチップスにかけた方がずっとうまい。こっちの方がソース自体の味がきわだってくるのだ。

さっきのサッポロ一番みそラーメンチップスよりも更にずっとうまい。食べる前はソースの香ばしさを感じていたが、食べた瞬間にカネの匂いを感じた。


脳裏に純白のメルセデスとプール付きのマンションが浮かぶ

 

コラボ第7弾・ボンカレーチップス(大塚食品)

特に「粉」にこだわる必要はないのかもしれない。ジャガイモとの相性を考えてみると、カレーなんて最適ではないだろうか。


そこでボンカレーですよ
この段階ではなんとも未知数でドキドキする

食べてみると、これが意外とイケる。カレーとポテトの相性は間違いないことを再確認できる。ポテトチップスのサクサク感も、これまでのボンカレーには存在しなかったもので、面白い。

これも売れる味だ。


一口目はすごいうまい
そしてインドの富豪

カレーといえばインド。ポテトチップスカレーを食べながら湧いてくるのはインドでのビジネスサクセスストーリーだ。

でも食べ進めて行くとこれ
非常に油っこい食べ物であることに気付く

喉の奥がヌルヌルする
やっぱりビジネス失敗かもしれない

良い夢見させてもらいました

ビジネス失敗…なんて書いたが、よく考えたら最初からビジネスなんてどこにもなかった。お菓子の食べ比べ記事のはずだったのだが、どの辺りからこんなやたらと金の話ばかりするはめになってしまったのか。バカみたいだ。

とりあえず、焼そばチップスは普通においしかったので、これからも時々やってみたい。

今回の記事の情報はこれだけで充分だと思います

 
 

 

 
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