まずは羊の解体から
乾杯の後、早速羊を各部に分けていきます。
1頭食べつくすといっても、そのまま丸焼きにして食べるなんてことは流石にしません。各部に分けて様々な料理となって出てきます。
もちろん切り分けるのはお店の方の担当。しかし、希望すればそのお手伝いも出来ます。ということで、代表して私が挑んでみました。
骨を断ち切るのはこの包丁では無理なので、一応関節を狙ってみました。しかし、どうも上手く行かない。
アッサリ諦め別の人に交代。結局それでも切れず、プロの技にお任せすることとなりました。スーホ店長お願いします!
店長の手に渡ると、羊はみるみるうちに各部へと切り分けられていきます。これが遊牧民の技というものか。
こうして切り分けられた羊肉は早速調理が開始されて順次出てきます。もちろん出てくるのはモンゴル料理。
料理は羊肉以外の物もあり、かなり腹にきます。一番時間がかかる羊肉を茹でた料理は後からでてくるので、前半で飛ばすと後がキツい。
更に、酒も各種飲み放題になっています。例えば、牛の乳から作ったミルク酒。乳酸菌飲料のような味でスイスイ飲めるのに、アルコール度数が15度もある。調子に乗って飲み過ぎると大変なことなります。意外な落とし穴があるのも羊1頭丸ごと食べつくす宴会の楽しさの1つです。
休む間もなく行われるイベント各種
料理も出始め、酒のペースがひと山越えてやや落ち着いた頃。各種のイベントが始まります。
まずはスーホ店長がゆったりとしたモンゴルの歌を歌い、皆でそれを聞き入ります。それが終わると店長が酒瓶と角の杯を出してきました。更に、私に帽子を渡す。
マンデーリレーレ!マンデリレレ〜(Manaid ireerei「私の家に来て下さい」という意味)、と先ほどと変わり随分とテンポの速い歌を歌い始めたかなと思うと、酒を注いだ杯を渡してきます。
酒を渡され人はそれを飲み干し、帽子を次の人に渡していく。これを歌の間ひたすら続けるというイベントです。飲酒量が一気に上がる。
もちろん飲めない人は飲むそぶりだけで他の人に渡しても構いません。しかし、今回参加した人たちはガッツリ飲める方がほとんどだった模様。次々と帽子が回り、酒瓶が空いていました。飲み過ぎは危険ですよ!
そして、休む間もなく次のイベントが始まっていきます。
モンゴルの歌と酒に続いてはモンゴル相撲が行われます。実は、私は店長へのインタビューという名目もありましたが、早めに店に行って店長から秘密の衣装を借りていました。普通のモンゴル衣装の下に着ていたのがそれ。
さあ、羊肉の塊食いながらのモンゴル相撲の開始です。