ゴルフしていたら出世できていた
テニスコートを見渡すあの審判のイスに座りたかっただけなのに、いざコートを借りてみたらその場違い感から鬱屈とした気持ちを抱えて帰ってきた榎並さん。当日は僕も一緒だったので榎並さんの気持ちはすごくよくわかります。
「審判台に座りたい(榎並 紀行)」
--あの日はほんとお疲れ様でした。テニスをしたあと筋肉痛になりませんでしたか?僕はその日のうちに足が痛くなりました(安藤)
(榎並)筋肉痛にはなりませんでしたね。たぶん僕は筋肉がないせいじゃないでしょうか。
--当日はずいぶんと卑屈になっていましたが、時間が経って、テニスに対する考え方が変ったりとかしましたか?
変わりませんよ。驚くことにあの日の出来事を思うと未だに腹が立ちますから。
カップルに受けた仕打ち(予約していたコートを取られた)とか、青春を謳歌してる若いやつらへの嫉妬とか。自分の中にこんな黒い感情が眠っていたことにショックを受けています。
--でもまた今度テニスしましょう。
あとゴルフとかどうですか、一緒に始めませんか。テニス以上にきっと場違いなスポーツなんじゃないかと思いますよ
ゴルフはテニスを卒業した人がやるイメージですよ。
学生時代からゴルフを覚えていると、会社に入った時に専務とか偉い人にコースへ連れて行ってもらえるので出世すると聞いたこともあります。すでに遅いですが。
--テニスの審判台以外にも気になるイスとかありますか
部屋にソファがほしいです。
--それ、リアルに欲しいものですね。