さわやかじゃなく、ガラスの仮面なんです
自分が幸せになると、その分どこかで不幸が起きている。そんな妄想をゲームという方法で形にした藤原さんに聞きました。いったいあの村はなにがモチーフになっていたのか。
「「恋愛学園ふじわら」(藤原 浩一)」
--まず藤原さんの写真が妙にさわやかでなんだか腹が立ちました。これはどういうことでしょう(安藤)
(藤原)天気とかの関係で写真をゆっくり撮ってる時間がなくなってしまったんですよね。急いで撮らないと…って思っている間に、殺気立ってきちゃって。
だから、これはさわやかなのではなくて殺気なんです。ガラスの仮面です。
--藤原さんの生活と村の発展との関係性について、わかる範囲でいいので教えて下さい
風が吹けば桶屋が儲かるみたいなバタフライ効果的遠因か、それとも人間の認識では捉えられない宿命的な関係か、とか考えたんですが、単純に、あれはあの世なんじゃないかな、という気もしてきました。浮かれてると、こうだぞ!というような。身が引き締まりますな。
--もし本当に藤原さんが幸せになることで滅びる村があったらどうしますか?
現実世界も誰かが幸せになると誰かが不幸になるという側面があると思いますよ。でももしそんなあからさまな村があったらいやですねえ…。
おいしくお酒飲んだりしただけで、村では断水しそうですよね。どうしましょう、いやだなあ。
--好評につき続編を期待しているんですが、作るとしたらどうしましょう。
育てた僕同士を戦わせることができるようにしたらどうですかね。ポケモンみたいに。