古くてショボいパソコンが、がんばって働いてる!
さて、未来なんだか懐かしいんだかよく分からない展示の数々を見てきましたが、ボクが大好きだったあのコーナーもちゃんと残っていました。
しかもパソコンも当時のまんま! 涙が出そうなくらい懐かしいです。
パソコン好きのおっさんしか分からないでしょうが「PC-6001mkUSR」という1984年に発売された、Windowsでもマックでもない国産のパソコンです。確か武田鉄矢がCMをやっていたんじゃ……。
今となってはパソコンの1台や2台、ほとんどのご家庭にあるんで珍しくもなんともないですが、この懐かしのパソコンと再会出来てホントうれしい!
文字しか出てこない超・シンプルすぎる画面……これまた懐かしい!
このコーナーでは自分でプログラムを作ることができます。
もちろん、オリジナルのプログラムを作るのはハードルが高いので、この看板に書かれた通りに入力していくとプログラムが完成するって寸法です。
しかしこの「をおしながら」とか「」ってなんのことなのかな? と思ったら。
おそらく「SHIFTキー」と「RETURNキー」(今でいうEnterキーね)のことなんでしょうね。色のシールがはがれちゃってるんだな。
……ということで、ホントに久しぶりにボクもプログラムを入力してみました。コレを実行すると。
ホントは日の丸じゃなくて、Zくんの顔くらい描きたかったとか、小さい「ツ」をどうやってしゃべらせればいいのか分からなかったので「デイリイポオタルゼト」ってしゃべっちゃってるとか、色々と反省点はあるのですが……。
それでも自分で入力したプログラムが動くのってすごくうれしいです!
たぶん、Flashとか使えばこの10000倍くらいすごいものが瞬時に作れるんでしょうけど、とてつもなく無骨な古いパソコンが一生懸命ボクの作ったプログラム通りに動こうとしている様を見るのにはなんともいえないうれしさがあります。
今となっては未来でもなんでもないレトロな科学センターの展示たちですが、やっぱりいじくっているとフシギな楽しさがあって、今とは別の未来を感じさせてくれました。
今の子供たちにもそこそこ人気なようです
展示物が古くなっちゃっているために「最先端の科学技術を体験」することはほぼ出来なくなっている「長野市少年科学センター」ですが、ボクが子供の頃に思い描いていた未来像がそのまま保存されていて、コレはコレで楽しいスポットとなっています。
ただ今の子供たちが訪れたらガッカリしちゃうんじゃ……と思いきや、結構お客さんも多く、楽しそうに遊んでいたのが印象的でした。こういう科学センターって、子供の心を根源的にガッチリつかむなにかがあるのかもしれないですね。
●長野市少年科学センター 長野県長野市上松2-4-5 【電話】026-232-7383 【営業時間】9〜16時30分 【定休日】月曜日、祝日の翌日、年末年始