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ロマンの木曜日
 
あのカラオケビデオの中の人になりたい
あのビデオを21世紀バージョンにリメイク

カラオケの歌詞の裏に流れているビデオ、あれが妙に気になったことはないだろうか。
ひとが熱唱している横で、妙にさわやかなカップルがでてきてその話の展開のほうが気になってしまったり、あるいは若干セクシーな曲を入れたらビデオの内容がエロすぎて上司の前できまずい思いをしたり(実話)。
そしてそのどれもが、どことなく90年代のにおいがするのである。
21世紀も11年目を迎えたいま、あのビデオの、中の人になりたい。

田村 美葉



あらためて、カラオケビデオをじっくりみる

あのカラオケビデオは、いつから存在するものなのか。

私のなかでJ-POP全盛であった小学校高学年〜中学生時代(90年代後半だ)から、カラオケは通信カラオケで、そして歌詞の背景に流れるビデオには、必ず彼らが登場していた。

最近のカラオケの進化により、たいていのヒット曲は「本人映像」だったり「ライブ映像」だったりが観られるようになって、心配していたのであるが、21世紀もテン年代に突入したいまも、彼らは相変わらずあのビデオの中で健在であった。


だいたいこういった90年代風カップルが
90年代的デートを繰り広げる。

そしてどういう仕組みだかしらないが、ちょいちょい歌詞に映像をあわせてくる。
英語の歌詞にはちゃんと外国人(凝った仕組み)

いかがだろう。「ああ、あるある。あのビデオね」とわかっていただけるだろうか。
ところで私がいま気にしているのは、特に気に留めずに曲を選んだ結果、画面の中の歌詞から、中高生当時の私の好みがインターネットの荒野に流出しようとしていることである。わかるひとにはわかるレベルの曲であることがさらに恥ずかしい。ああ。

気をとりなおしてビデオに集中しよう。
あのカラオケビデオのストーリーは、ないようでいて、割とある。そのどれもが、「なんだか見たことがあるようなないような、なつかしのトレンディドラマ」調なのだ。


なつかしアイテム、フリスビー。
現役の公衆電話。

平成生まれには想像しがたいこのファッション。

ああ90年代。
それは私が地方都市の小中学校で、人生でもっとも恥ずかしく、もっともわけがわからなく、もっともいろんなものに憧れを抱いて、生きていた時代だ。トーキョーの全部がうらやましかったし、このビデオの中に出てくるみたいな、トレンディドラマっぽい恋を、現実とはもっとも遠いものとしてぼんやり夢見ていた。ような気がする。

あれから10年経ち、私はいまトーキョーに住んでいる。
なれるだろうか、このビデオの中の彼らみたいに。


海を眺めるふたり

海を眺めるわたし

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