こんな便利アイテムであるルアーの成り立ちについては諸説あるが、その中で最も有名な逸話はこのようなものである。
ヨーロッパ(どこの国だったかは失念。)のとある湖にボートを浮かべて食事を楽しんでいた釣り人が誤って湖にスプーンを落としてしまった。すると湖底に沈んでいくそれに、どこからか現れた一尾のマスが小魚と間違えたのか勢いよく食いついた。それを見た釣り人が疑似餌で魚を釣ることを思いつき、ルアーフィッシングを生み出した。というものである。
…本当だろうか。眉唾である。
だってスプーンですよ?小魚っぽさというか生命感ゼロ。アレはあくまでも食器であって、どう間違ってもそれ自体が食欲の対象となる存在ではないだろ、絶対。あくまで人間目線だが。
「人間がくわえるはずのものを魚がくわえちゃいましたー。」というのもなんだか話が出来すぎている気がする。怪しい。
これは真偽を確かめるべく実験してみなければならない。
池にてさじ投げ開始
まず手始めに近所の池へ向かった。 |