なんとカメでした。まさか生き物だったとは。
計量スプーン(小)がタートルネックの襟の辺りに引っかかっている。ここって人間の身体で言うとどのあたりになるのだろうか?首…かとも思ったが、首は甲羅の中に引っ込んでいるわけだし違うだろう。では肩か?と言われればそれもちょっと違う気がする。
まさかこんなところで解剖学的な疑問にぶつかるとは思わなかった。
現実的に考えると、たぶん川底で休んでいるところをたまたま引っ掛けてしまっただけなのだろうが、ここはポジティブにスプーンを餌だと思って食いついてくれたのだと思うことにする。
ちなみに釣り針を外す際にはじめてカメの皮膚をまじまじ見つめ、触ったのだが、想像以上に分厚い上に弾力があり、針はほんの浅くしか掛かっていなかった。結構強引に引っ張ったのに。
血が出ている様子は無かったが、カメにしてみればなんだかんだで痛かっただろう。悪いことをした。 |