ある場所で、殻に色がついている落花生を見かけた。 そうきたか!なんという楽しいアイデアなんだ! …と、深く感動してしまった。
やり方はわからないけど、どうにか再現できないだろうか?
(ほそいあや)
ここは千葉県のワットパクナム日本別院というタイのお寺だ。(参照記事:千葉の奥地にタイがあった)
上記リンクの取材から数ヶ月後、いっちょ法話を聞いてお布施でもしてくるかと、プミポン国王の誕生祭の日を選んで行ってきた。
お布施セットを購入し、広間で正座をして法話を聞く。タイ語なのでまったく解らないがお坊さんの妙な節のあるタイ語が心地よくて苦痛ではなかった。
法話のあと一人ずつお坊さんにお布施を渡しにいく。
その中にあった色つき落花生に、目が釘付けになった。
まさか、千葉だから落花生なのだろうか?それとも無関係なのか。まあどちらでもよいのだけど、再現するならやはり千葉産の落花生を使いたい。
しかし…どう染めたらいいものか。というか本当に食紅でできるのか。ネットで調べてもまったく手がかりなし。屋台の人に聞けばよかったのだろうが、時すでに遅しだ。 とりあえず手探りでやってみよう。
うーん、どうしたらよいものか。一晩くらい置けば染まるかもしれないが、あまり時間をかけずに染められたらそれに越したことはない。
たまに古着を染料で染める事があるが、鍋で煮て染める事を思い出した。大抵のものはぐつぐつ煮れば染まってくれそうですよね。
落花生はみるみる染まっていった。5分くらいしてからいそいで引き上げたが、やばいくらいに情熱的な赤色になっていた。
軽く水分を拭き、少し乾かす。 殻が水分を含んでいると茶色が増すので、色が暗く見えているようだ。
寺の屋台では、色がついた落花生を大きな鉄板で炒っていた。所々焦げ目がついていて、温かかった。 それに倣い、最後の仕上げにフライパンで炒ってみよう。
細かいポイントですが、私は完全に乾かないうちにまとめて炒ったらいくつか色移りしてしまったので、できれば色ごとに分けて炒ったほうがよいようです。
めちゃくちゃ楽しい
興奮して友人に写真を見せたら「うわー、夢みたい」と言われた。 「夢のようだ」という事なのか「夢に出そう」って事なのかどっちかなと思ったけど詳しくは聞かなかった。