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ちしきの金曜日
 
知らない人を「おかあさん」と呼びたい
 

年配の女性に対し、親しみを込めて「おかあさん」と呼ぶことがある。例えば家族経営の居酒屋などでおかあさん的な店員さんを呼ぶ場合は「店員さん」では愛想がないし、「お嬢さん」ではみのもんただし、やはりおかあさん的な人には「おかあさん」と声をかけるのがベストだと思う。

しかし、人見知りで照れ屋の僕にとって知らない人を「おかあさん」と呼ぶのはなかなかハードルが高い。これはぜひ克服したいもののひとつなのだ。

そこで、街中のおかあさん的な人を積極的に「おかあさん」と呼んでみることにした。

榎並 紀行



新宿でおかあさんを捜索

とはいえどんな女性に対してもやたらと「おかあさん」と呼べばいいってもんじゃない。「おかあさん」の呼称を受け入れてくれるのはあくまで「おかあさん的な女性」に限ると思われる。中には「おかあさん」と呼ばれて不快に思う人もいるはずなので注意したい。

そこでまずは「おかあさん的な人」を探さなくてはならない。年の頃は60歳くらいで、かっぽうぎやエプロンが似合う。そんな「ザ・おかあさん」を探そう。


そこでやってきたのは人種のるつぼ、歌舞伎町

歌舞伎町には古くからやっているお店が多い。そこにはきっとおかあさん的な人が働いていることだろう。

年季の入った外観の店をかたっぱしからのぞき、中にいる女性のおかあさん度をチェック

だが、いざ探すと理想のおかあさん的な人というのはなかなか見つからないものだ。

「雰囲気はあるがちょっと若い」「年齢はバッチリだけど、どちらかというと友達の綺麗なおかあさん」などと、自分が求めるおかあさん像の合格ラインに届く逸材がなかなか現れない。


「お、いいおかあさんいそう」と思っても
理想のおかあさんのイメージには中々合致しない

本日のファーストおかあさん

そんな30分におよぶ厳選の末、一軒の定食屋に狙いを定めた。暖簾の隙間から見えたエプロン姿のおかあさんがかなり理想に近かったのだ。


店構えからしておかあさんの匂いが漂う

店内は庶民的でくつろげる雰囲気
豊富なメニュー

いたって庶民的な定食屋だ。座敷は掘りごたつになっていてとてもくつろげる。メニューは肉料理が中心。スタミナをつけてもらいたいというおかあさんの親心が感じられる。

背後におかあさん!

背後におられるのが本日のファーストおかあさんだ。全身から醸し出されるおかあさん的たたずまい。誰がみても「おかあさん」としかいいようのないほどのおかあさんである。

しかし、いざ「おかあさん」と呼ぶとなるとやはりモジモジしてしまう。

それに、いきなり「おかあさん」なんて呼んだりしたら困らせるんじゃないか。


「おかあさん」と呼びたい気持ちと恥ずかしさと遠慮のせめぎ合い

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