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ちしきの金曜日
 
B級グルメ大会の出場者に密着
でかい焼売で埼玉ナンバーワンを目指します

2011年5月1日に埼玉県のB級グルメ大会が開催された。

出場したのは、県内でB級グルメを推進している40団体(一部県外もあり)。

僕の住んでいる西川口からは「西川口で焼焼売(やきしゅうまい)を焼く会」が参加している。

ご近所ということで、僕も取材させてもらうことになった。そして話は2ヶ月前にさかのぼる。

斎藤 充博



大会の2ヶ月前、出場者の意気込み

埼玉県B級グルメ大会に、「孔子の末裔が作る中華料理がうまい」で取材させてもらった異味香(イウイーシャン)が出場するという情報を耳にした。

この異味香、僕のうちからすごく近いのだ。準備段階から色々と取材させてもらえれば面白いんじゃないか。一度取材させてもらった関係であり、それ以来個人的にも行っている。

ご飯のついでに取材のお願いをしようか。そう思って異味香を訪れてみると…


「斎藤さんにお願いがありましてね」

こちらから言いだす前に孔子73代目の山田さん(帰化しているので山田姓)から申し出があった。西川口の地域振興のためにデイリーで「西川口焼焼売」を採り上げてはもらえないか、ということだ。

これはB級グルメ大会の話につながるのではないか、と思いつつわざと気のないフリで話を聴いてみる。


焼焼売は前にこちらで注文して食べたことある。うまいですよ

「埼玉の『彩の国黒豚』を使った焼焼売というのを作りまして。それが西川口のB級グルメ大会で優勝したんですよ」

「これをですね、僕はちゃんとした西川口の名物にしたい」


「新名物」と言い切った!

「もちろん埼玉県のB級グルメ大会にも出ます!」

県のB級グルメ大会に出るには、異味香の一店が作っているだけではだめだ。あくまでもその地域全体でやっているB級グルメでなくてはいけない。

「この辺の中華料理組合に焼焼売持っていってみんなでこれをやろうって言ったんですけれど、のってもらえなくて」

「もうそれじゃあ、中華料理はいいや、と。それ以外の店に声かけようと」

「それでね、いっそのこと焼売の定義も概念も変えて、焼売の皮で包んであればなんでもいいことにしよう、と!」

「そ、し、た、ら、ですね!すごく自由な発想の焼焼売が集った。作っているのが、中華料理の人たちじゃないですからね。そして僕は気付いたんですよ、ああ、この方が町興しっぽいな、て!」


イメージキャラも作った!

なんだすごいことになっている。山田さん、こんな調子で近所の飲食店を数店口説き落として「西川口焼焼売を焼く会」を結成。会としてB級グルメ大会に出場できることになった。


ハイここテストに出るよー

「やるからには優勝を目指さないといけない。優勝とそれ以外じゃ話題性がぜんぜん違う」

「優勝すればB-1(全国大会)にも出場できるでしょう」

「宇都宮は餃子で成功しているじゃないですか、西川口の焼焼売もそのくらいの感じになりたいんですよ」


絶対優勝する、と豪語する山田さん

僕は栃木県出身なので、宇都宮の餃子を引合いに出されると「おいちょっと待てよ」と思う。いや、でも、山田さんの熱意はよくわかった。

「来月にウチ(異味香)でB級グルメ大会の決起集会やります。大会を手伝ってくれる方にいっぱい飲み食いしてもらって親睦を深めてもらおうと思って」

「こういうのはチームワークが意外と重要なんですよー、費用は全部ウチで持ちますんで」

「斎藤さんも絶対来て下さいね」

僕としては願ってもいない展開だ。「実は、僕からも取材のお願いをしようと思ってたんですよー」 山田さんの熱気を避けるようにエヘへとユルく笑ってこの日は帰った。


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