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ひらめきの月曜日
 
クッキングパパの料理を食べてきた

漫画家は漫画の神

そうこうしている内に料理は完成に近づいてきた。


きんつばひっくり返す時に、あっ、焦げた…。って言ってたの聞き逃さなかったぜ。


料理自体の話から、ストーリーの方へも話は広がっていく。話を考える際に料理ありきで、登場人物を決めたり、ストーリーを決めたりしていくらしい。

「彼ならこうするかなって思って書いた」「こうなって欲しいからこうしちゃえ」

などという発言を聞いていると、漫画の中の世界をちゃんと一つの世界として認識しつつ、それを一存で左右できる。まさにクッキングパパ世界にとっての神なんだ…と改めて思う。


ネギ散らす。

自分で世界を作って動かして、人を楽しませる。漫画家って凄いなぁ。
と思っていたら、料理が完成した。

 

予想を超える完成度


美味しそう!!!

美味しそう!失礼だけれども、予想以上に美味しそうで驚いた。

焼き目が良い。左から、ジャガイモあん、小豆あん、カボチャあん
具だくさんな、ご汁

先ほど漫画で見た料理を目前にして、あっ、漫画で読んだアレだ!という芸能人を生で見た時の様な興奮を覚える。本当にこんなに美味しそうに作れるものなんだ。

 

実食

実際に出来た料理から、ご汁が観客に配られた。

子供のころ、何かの漫画で「玉子焼きを焼く時は溶きすぎると良くない、3回くらいでいい」というのを見て、母親に作ってもらったらあまり美味しくなくて、怒られて、それ以降試した事が無かった漫画レシピ。

正真正銘の本物の場合はどうだろうか。


具がゴロゴロ。

ドキドキしながらカップを手に取る。漫画の中の物が手元にある。なんだか不思議な感覚だ。具だくさんの味噌汁に大豆をつぶして混ぜた料理。少しとろみがあって、見た目にはシチューのようだ。

香りは、なんだか豆腐みたい。ワクワクしながら一口飲むと豆の味の濃さに驚いた。甘みや香ばしさがとても強く、どこを飲んでも粒が残っている。豆だ。豆に具を入れて飲んでる感じ。

じわーっと美味い。そういえば味噌も豆か。豆凄い。

 

これは作ってみたくなる

凄い凄い、クッキングパパの料理本当に美味いぞ!他の二品も気になるところだが、時間や量の関係で試食することは出来なかった。


調理終わっても優しく質疑応答してた。

ちょっと半信半疑で食べに来たイベントだけれども一品一品きちんと裏打ちされた調査から書かれている、実際に食べて美味い。そして料理を見ていてそんなに難しそうじゃなかった。

その事を知って、これなら自分でも作ってみようと思えた。目指すか、クッキングパパ。

美味しかった、美味しかったぞ、クッキングパパの料理!料理漫画って結構トンデモなものだったり、高級食材過ぎて手が出ない様なものが多くて半信半疑だったがしっかり美味しかった。

それも実際に作って試食してから描いているからだろうか。大人になって自ら料理をするようになると、手早い物ばかり作っていたがこれなら作ってみようかな。って思えた。

見知らぬ郷土料理とか自分で作れたら嬉しいよね。郷土料理の保存にも活きそう。漫画って凄いなぁ。と感じた一日だった。


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