発泡スチロールをすいすい切れるスチロールカッター。
その切れ味はとても気持ちよく、しかしそれと同時に怖さも感じる。 もしうっかり指に触れてしまったら・・・。 たぶん火傷するぐらいだと思うが、何の抵抗もなく切れていくスチロールを見ていると、 指もスパッといってしまうんではないかと不安になる。
自分で持たずとも自動で好きな形にカットしてくれる スチロールカッターがあったらいいな。出来たらいいな。
これが自走式スチロールカッターを作ろうと思った動機です。
(小柳 健次郎)
ライントレーサー+スチロールカッター
ただ走らせるだけならラジコンにスチロールカッターを載せればいいが、 しかし自動で思い通りの形に切ってもらうにはそれではムリ。
そこで紙に書いた黒い線の上を読み取って動いてくれるライントレーサー という物の上にスチロールカッターを載せることにした。
コンセプトデザイン
ここでこれから作ろうとしてるもの、やろうとしてることを図でわかりやすく説明しておこう。
どうだろう、これなら全く問題なく実現可能な便利アイテムではないか (発泡スチロールが浮遊してること以外は)。
ゴリラを載せても走る強靱かたつむり
自分で作ったCGから自分に自信が付いてセルフ自己肯定出来たため、 さっそく制作にとりかかる。
完成したライントレーサーを実際に線の上で動かしてみると、 ちゃんとラインに沿って進んでくれる。 形態がかたつむりなので相当遅いのかと思ったが、A4用紙に書いた線を だいたい10秒ぐらいの速度で進んだのでそこまで遅くない。 むしろ想像してたより速い。
ただこれからこの上にスチロールカッターを載せるので、 重みが増したときの動作が心配だ。
そこでどれくらいの重量まで耐えられるのかを、 一般家庭ならどこにでもあるゴリラの置物を使って試してみた。
いきなりオスゴリラは難しいのでは。そんな心配を物ともせず走るかたつむり。 これは心強い。これならスチロールカッターなんか楽勝だ。