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フェティッシュの火曜日
 
エキスポ報告〜ランドセル募金から白刃取りまで
クライマックスは 機械 vs ヒゲの白刃取り対決。結果はいかに!?


ゴールデンウィークの初日4/29、当サイトのリアルイベント「デイリーポータルZエキスポ」を開催しました。

・10個ちょっとの出し物の中にスナックが2軒
・すね毛を抜く機械がお客さんのすね毛を次々抜く
・ランドセルに「募金箱」と書いて背負ったまま徘徊(しかも本当に募金)
・東京と他県の県境を勝手に決めなおし
・お客さんにネギやごぼうを配布
・買ってきたパンを展示
・中年男性のプリクラを大量に展示

などなど、腰の入った混沌ぶりで、充実したイベントとなりました。今日はその会場の様子をお届けします。

(text by 石川 大樹


 

日々の積み重ねがつくった混沌

デイリーポータルZエキスポは、一言でいえば縁日みたいなイベントである。会場にはライターによる出し物のブースが14個ならんでいて、お客さんはその中を自由に練り歩きながら、変な物を食べたり変な体験をしたりする。


変な体験の例:3m離れたところから釣り竿でSDカードを挿す


ひとつひとつの出し物はこれまでの当サイトの記事にちなんだもので、たとえば上の写真のはこの記事が元になっている。

いつも頭をひねって凝らして考えている記事の企画たち。しかしたくさん集まるとこんなに混沌とした状況になってしまうのか!と毎年首をひねるイベントである。

 

 

なぜかスナックが2つ

そんなブースが今年は14個。しかし会場マップを見て気になることがあった。「スナック」という、縁日ではあまり見かけない業態が2つもあるのだ。


かたや酔っぱらいのコスプレ(女性はママの衣装)で写真撮影ができるスナック

かたや機械仕掛けの人形がおどり、おっちゃんが自作楽器を指南してくれるスナック



左の「スナックべつやく」は、スナックっぽい写真(おおむねフラッシュ焚きすぎ)を撮って「親戚のアルバムにこういう写真あった!」とか言って喜ぶブースである。ママが衣装用にトラ顔のついた服を3着も買ってきたため、スタッフは全員胸にトラが吠えていた。

後者のスナックサンゴでは機械人形が迎えてくれる。「本当にスナックだろうか?」という疑問を抱かずにはいられないが、このおっちゃんがそのままのスタイルで蒲田で本物のスナックをやっているので間違いなくスナックである。ライターの北村さんが、取材したスポットのおっちゃんをそのまま連れてきてしまったのだ。


スナックサンゴはステージでライブも開催。女性ライターのさくらいさん(中央左・鬼)をシンガーに迎え、人形と札束が舞い踊る、魅惑と異形のショータイム


ちなみにバンド名は「ドリームズ・カム・トゥルー」という(通称ドリカム。北村さん命名)。1週間前に突然シンガーに氏名されたさくらいさんが、ステージ上でもあきらかにうろたえているのが印象的だった。鬼の仮面ごしでもわかるほど。こちらに動画もアップしました

 

全部無料のフードコート(ただし食べものが実験的)

毎年好評なのが試食コーナー。記事で作った実験的な食べ物を無料で振る舞うブースだ。


松本さんによる、重曹で茹でたパスタの試食会。パスタなのにラーメンの味がする!

ほそいさんはカラー落花生の試食。殻だけでなく中まで染まっており、ピーナッツの色合いがかなりショッキングだったことは追求しない約束


他にもその素朴かつ斬新なネーミングで異彩を放っていた「ぶどうパン展示」(買ってきたぶどうパンを展示、いちおう試食もあった)、長崎の変なお菓子を食べながらライターとおしゃべりする親戚んち感覚のブースなど。

厳密にいうと食品ではないものの、こんなブースもあり。


食品サンプルづくり体験。本物の業者の方が来てくれて、ろうを使った食品サンプルづくりを指南。

アヒルやらテディベアやらがこのとおり。お客さん持ち込みの素材で、防水携帯の天ぷらまで登場…。


それから無料奉仕ではないものの、とくべつメニューとして編集部工藤さんも購入した生ハムが登場。


お店のスタッフがその場で切ります。たっぷり一人ぶんで300円!


13時オープンなのに、足一本が15時頃にはすでに売り切れてしまうという人気ぶりだった。

 

募金エクストリーム

今回初の試みとしては、先の震災をうけて、募金を実施。会場の東京カルチャーカルチャーを通して日本赤十字社に義援金として寄付されます。

しかしこの募金も普通ではない。ライターがひとり1個用意した募金箱がたくさんあり、どこに募金してもいいのだ。


練炭用のコンロを再利用

リサイクルマインド過剰


物持ちの良さが募金に貢献

募金持ったまま飛び立っていきそう


間違えて捨てそう

今イベントで発見された最大の募金箱


ゴミからレゴまで。バラエティあふれる募金箱が出そろったが、なんとなく作者の性格がにじみ出るようでもある。


イベント終了までに55,167円と1セント(!)の募金が集まった。どうもありがとうございました!

 

経験1回の差でおしえあうワークショップ

常設されたブース以外に、会場にはステージとワークショップブースという2つのイベントスペースがあり、それぞれに出し物が行われた。


会場アンケートをリアルタイムでgoogleマップに映し出し、「どこまで東京か」を決めるワークショップ

見知らぬお客さん同士がすね毛を抜きあう、全く新しい形の出会い系アトラクション


バスボム(入浴剤)を手作りするワークショップ。制作中に爆発する人続出(嘘)

木の枝に隠れて人の後ろをつけ回す「尾行ワークショップ」。全員ツッコミ待ちみたいな状況


当サイトのライターは記事のたびに違うことをやらなきゃいけないので、ほとんどの分野において永遠に素人である。そんな永遠の素人集団が、たった1回の経験を元にお客さんにレクチャーするあやういワークショップの数々。

でも枝に隠れて尾行とか機械にすね毛抜かれるとか、たいていの人は経験回数がゼロなのでなんとか成り立っている。ニッチ市場ここに極まれり、という感じのイベントだ。

 

最後は機械vs人間の戦い

エキスポでは毎回フィナーレ企画として、テーブルクロス引き等のチャレンジングな企画を用意している。

今回のフィナーレは、当サイトではプープーテレビのコーナーでおなじみ、ヒゲでマゲでエアギタリストの宮城さんによる竹刀白刃取りだった。


冒頭に載せたこの写真がそう


機械仕掛けで冷酷に竹刀を振り下ろしてくるのは、命名「処刑マシン」。

上で紹介したワークショップでも使用した、僕が作った「すね毛はがしマシン」。あれを改造し、竹刀を備えつけたものである。イベント3日ほど前に完成したのだが、軽く洒落にならない感じの攻撃力になってしまい、自分の所行ながら軽くひるんでしまう出来であった。

この処刑マシンを、お客さんが携帯電話によって操作できるのだ。


「パコーン!」という軽快な音とともに見事に竹刀を受け止めた宮城さん。ヘルメットで、な。


1回目の挑戦では失敗。しかしヘルメットのおかげで命に別状はなかった。

時間的に次の2回目が最後の挑戦。さらに、客席からのノーヘルコールにより素頭(すあたま)で挑むことに。結果は…


キャッチした!


こうして宮城さんの見事な白刃取りで、イベントは幕を閉じた。ヘルメット脱いだときは内心ドキドキしてたので、あー惨事にならなくてよかった…。

 

ご来場ありがとうございました

ふだんこうやってインターネットを通して読者の方とふれあっているのだけど、こうやってリアルの場で会うのは、サイトを作っている者としては興奮する。そのうえお客さんも喜んでもらえるとなればこの上ないわけで、今回も本当にいいイベントになりました。(当日の様子はtogetterでも!

時期は未定ですが、また近々エキスポを開催しますので、もしこの記事を見て気になった方がいたら、ぜひぜひお越しください!

ほんと超満員でした

 

 
 

 

 
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