味も大事だがお店の外観も大切だ
こういったイベントに客として参加する場合、似たような商品が並ぶ店の中でどこで買うかは、外観の雰囲気が大きく左右してくる。特にカレーなんて何杯も食べられるものではないので、第一印象が大切だ。
そのあたりを熟知しているベテラン勢は、店のディスプレイがすごい。イベント慣れしていて店全体がねぶた祭りの出し物のようにキメキメ。わずか二日間のイベントなのに、サービスエリアの常設店や、山形で冬に現れるあじまんの店くらいしっかりしている。
それに引き換え、初出店の我らが深海サメカレーは、ノボリや大きな看板はなく、景色の中に擬態しているかの如く、一見すると商売をやっているのかすらわからないほど地味である。
「サメ、持ってくればよかった」とつぶやく長谷川さん。
サメの実物はインパクトがありすぎなので、人は呼ぶけど、客は呼ばないような気もする。商売って難しい。
テレビの力をちょっとだけ借りよう
どうにも地味なブースなのだが、長谷川さんは深海サメやミルクガニなどでテレビに何度も出ている有名人だったりもする。どうしてもお父さんのインパクトが強すぎて長谷川さんがあまり目立てていないのだが。
ラーメン屋に有名人のサイン色紙が飾ってあるように、サメカレー屋には有名人と一緒に撮った写真が飾られていた。
「写真、撮ったどー!」っていうことでいいですか。
これでどれだけお客を呼べるのかはわからないけれど、長谷川さんとしては、やれることは全部やったというところだろうか。
ちなみに明日はラッシャー板前が取材にくるそうだ。