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ちしきの金曜日
 
博多で鉄分補給
 

最近、なんとなくだるい、倦怠感、集中力の低下、疲れやすい…鉄分不足だ

そういえば、しばらく鉄道旅行に行ってない。
具合が悪いのはそのせいじゃないだろうか?

というわけで、鉄度が高いとウワサの博多駅に行って来た。

T・斎藤



787系 黒くなった「かもめ」に乗って

長崎 ⇒ 博多

九州新幹線が全線開通し、博多から鹿児島中央駅まで1時間半で行けるようになった。

それに伴い、今まで「リレーつばめ」として博多〜八代間を走っていた特急車両(787系)が、長崎本線にやって来た。

こういう車両の配置換えはよくあることだろうが、換えた直後って名前の部分とかどうなってるんだろう?と思って見ると…


TSUBAMEの文字を消した跡が残っている。色も合ってないし…

今まで「TSUBAME」と書いてあったところが文字やマークが消され、その上から「AROUND KYUSHU」と書かれた新しいマークが描かれていた。

が、古い文字があった凸凹は残っているし、色も元々の色と合ってない。なんだか応急処置って感じだなぁ…と思っていたら、


あれ!?

何日か経ってから見たら、きれ〜いに仕上がっていた。

これはどういうマジックなんだろう?


その黒い「かもめ」に乗って有明海を眺めながら、博多へと向かう

ここはおまえんちか?というくつろぎぶり。
(鉄分がみるみる吸収される)

博多駅着。駅ビルが九州新幹線開通に合わせ全面的にリニューアルされた。木の感じが未来っぽい。

3年前、工事してた頃の博多駅。これと比べるとまるでシムシティのような発展ぶりだ。 (2008.11)

1) 屋上に鉄道神社がある

ここからは、“妙に鉄度が高い”と評判の博多駅ビルの鉄度を見て行きたい。

まずは屋上にある鉄道神社。


駅ビルの屋上です。

参道には出店が並ぶ。


旅の安全を祈願するために作られたそうだ。

ビルの屋上に(なぜか)小さな神社があるのは味がある光景だが、ここではさらにそれがありえない規模で展開。言われないとビルの屋上には見えないほどだ。


手水舎もある。

2) 列車展望スペースがある

屋上にはこういうスペースもあった。


列車展望スペース!

期待して行ってみたが、思ったより距離があり、わりと「ぼんやり眺める」という感じだった。要望遠レンズ。
その他、こういった展望台もあって、高いところに人が集まっている様子が面白かった。
3) 屋上には乗れる電車もある

4) 東急ハンズで寝台列車のヘッドマークを売ってる

駅ビルには東急ハンズが入っており(九州初)、
その1階で寝台列車のヘッドマークを売っていた。


かなりでかい。

15万!! (どぷしゅっ!)

値段もさることながら、買った人はこれをどこに付けるのかも気になった。玄関?それともこれを買うような人は電気機関車のひとつやふたつ持ってるということか。

その他、外国製のでかい鉄道模型も売っていて、値札に90万と書いてありこれまた噴き出した。

 

5) 鉄道模型専門店がある

鉄道模型の専門店も入っていた。Nゲージのレイアウトが設置されており、有料で電車を走らせることができるようだった。

そこでこのようなものを発見。


ザ・人間。 (奥深き鉄道模型の世界を垣間見た!)

6) エスカレーターがSLの車輪

最後に、エスカレーターを。


思わず「白波」に目が行ってしまうが、ここではエスカーレーターに注目したい。
さくら白波。

SLの車輪になってる!

エレベーターもちょっと変わってて面白い。

5つ並んだエレベーターを取り囲む壁も、店舗との敷居もすべてガラス張り。その動き、メカ、他のエレベーターの位置関係などいろいろ面白く、何度も乗り降りしてしまった。


降りるのを忘れ、挙動不審になるくらい見入ってしまった。

補給完了

博多駅ビルは、探せば他にもまだ鉄ネタが仕込んであるかもしれない。で、これらで充分に鉄分を補給した私は、翌日、翌々日くらいにはすっかり元気になったのであった。


 
 

 

 
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