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はっけんの水曜日
 
レトロで素敵な全手動プラネタリウム

ザ・メカメカしいプラネタリウム出現!

さて、ドームの中に入ると……。

わー、プラネタリウムだ!(当たり前)

外から見たところ小ぢんまりしていたドームですが、館内も40人くらい入ればいっぱいといった感じの小規模なもの。

プラネタリウムのマシーン自体も、一般的なヤツよりはコンパクトな感じがします。

しかし、この実にメカメカしいお姿よ! ぶ……分解してみたい! いや、さすがにしませんが。

このプラネタリウム、五島光学研究所という会社の「S-3型プラネタリウム」という機種で、作られたのはなんと1964年。東京オリンピックが開催された年ですか!


ロゴも年代が感じられてカッコイイ!

おそらく実際に使用されているプラネタリウムとしては、日本最古のものなんだとか。

最新型のプラネタリウム「メガスター」あたりの未来感あふれるフォルムもキライじゃないんですけど、やはり無骨なS-3型の方が、メカ好き心にグイグイ迫ってきますなぁ。

ハイテク感は高いものの、なんか弱そうなんですよ。S-3型プラネタリウムとケンカしたら絶対負けるでしょ

色んな意味でアットホーム

プラネタリウム本体もカッコイイけど、ドームの円周に描かれている町の風景(スカイラインっていうらしい)なんかもまた実にいい感じなんです。

最近のプラネタリウム(といっても結構前から)では、この風景部分にも実写映像などを投影しているらしいんですけど、ここでは映像どころか切り絵が!


これは荒川自然公園あたりでしょうか こちらは都庁。いいシルエット出してます

黒い紙を切り抜いただけの手作り感丸出しなスカイラインですが、なかなか雰囲気が出ています。

実際にここの屋上から見た風景をもとにしているということで、「そろそろスカイツリーも作らなきゃ」(館長さん)とのこと。


東なのか西なのか、はたまた南なのか……?

そして、座席の方も味わい深い!

普通、プラネタリウムの座席といえばリクライニングするアレをイメージしますが、ここの座席はベンチ。

しかも黒い壁と白い天井というモノクロームな館内において、思いっきり存在感を放つ真っ黄色!


節電のためなのか、扇風機が置かれていあたりも趣が

さあ、こんなアットホームな雰囲気のプラネタリウムで、一体どんな上映が行われるんでしょうか?

……と思って待っていると「じゃあ、そろそろはじめまーす!」との声が。しかもマイクを使わない肉声で!?


上映担当の杉本さんが、声を張り上げてアナウンスをしていました


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