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ちしきの金曜日
 
町こうば建築があいらしい
こういうやつ。

「工場」にはふたつの読み方がある。「こうじょう」と「こうば」だ。

どちらも何かしらのものを作っている現場のことなのだが、その趣はずいぶん異なる。表記は同じにしつつ読み方を変えているのはそこらへんの機微を汲んだってことなんだと思う。たぶん。きっと。

今回は「こうじょう」じゃなくて「こうば」の方に注目してみたい。

例によって外観だけ。

大山 顕



「こうば」に注目してこそ一人前なんじゃないか?

ぼくはこれまでさんざん「こうじょう」を鑑賞してきた。ダイナミックな褐色の巨人・溶鉱炉や、光の大海原・石油化学系コンビナートなどだ。高じて「工場萌え」なんて本まで出したわけだ。かっこいいよねえ、こうじょう。


こういうやつ。かっこいいもんはしょうがない。

しかし、だ。こういう派手な作品にばかり気を取られてちゃいけないのでは、と思ったのだ。

背も高くて、見目麗しい。夜は夜でキケンな雰囲気を漂わせ、大量の仕事をてきぱきこなす。うん、そういうやつがモテるのはあたりまえだが、もっと庶民派の好青年にも注目したほうがいいんじゃないか。っていうか、巨大工場をイケメンに喩えたらとたんに憎らしくなってきたぞ。

ということで、今回はひとつ「こうば」を鑑賞してみよう。



どうだろう。なかなか好青年。というか愛らしいなー!

そういえばよくテレビとか雑誌でも「日本を支える下町の底力」とか「世界に誇る驚異の職人技」とかいうふうに紹介されているじゃないか、こうば。

つってもまあ、ぼくのやることなんで、底力とかはうっちゃっておいて、こうやってあくまで外観愛でるだけなんですがー。

しまった、好青年も苦手だった

東京都が発表している「工業統計調査」によれば、大田区、墨田区、葛飾区、足立区、江戸川区、板橋区に「こうば」が多い。東京の東側エリア中心に好青年が生息する中、地理的に異彩を放つのは、やはり大田区だ。

東京における「こうば」のブランドといったら大田区だ。デイリーポータルZのオフィスにも近いし、ここに行ってみよう、とでかけた。


うん、こうばだ。

こうばだねえ。

こうばだよ。

うん、おもしろい。と思う。

こまったな。すてきなんだけど、なんというか、派手な「こうじょう」見慣れた目からすると、見どころを言語化するのが難しい。しぶすぎるか。

というか、イケメンも苦手だが、好青年も苦手だったな、ぼく。


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