青春日々 愛の思い出
最後に紹介するにふさわしい、なんとも叙情に満ちた見てきてがこちら。
高校生のころ、付き合っていた彼女とよく会っていた場所です。私の生涯でこれほど人を愛したことはない位、大事な人でした。私は結婚してしまいましたが、 彼女ほど人を愛することはできないでしょう。毎年この時期になると思い出します。もしよろしければ、見てきていただけたら嬉しいです。
ココス 千葉おゆみ野店
最後の見てきては、ココスのサイトからすぐに見つかった。 最寄り駅は京成電鉄の学園前駅。 青春の日々の思い出にひたるにはもってこいの駅名だ。 と思ったら、大学キャンパスになる予定だったのが計画中止で駅名だけ残った、という由来だった。
青春の思い出
学生時代の恋愛というと、たとえそれがどんなものでもとかく“素敵な思い出”へと脳内で昇華させてしまいがちであるが、「生涯でこれほど人を愛したことはない」などとコピペするのも照れるようなフレーズが登場するところをみると、なかなか熱いものがあったんだろうと思う。
あの頃と同じように
学園前駅についたのは18時を過ぎたころだった。 駅前には近くの学校に通っているであろう高校生が談笑している。 放課後に部室でおしゃべりをしていたら下校時刻になった、というようなところだろうか。 そのまま電車に乗るのはさみしい、もう少し一緒にいたい。 ココスに行こうか。 駅前の高校生と、投稿者LSさんとの姿が重なった。
木漏れ日の遊歩道
駅からココスはすぐ近くなのだが、その間に幹線道路が走っていて横断することができず、すこし回り道をしなければいけない。 回り道のぶんだけ長く一緒にいられるからうれしい、などという会話をしながら歩いたのだろうか。 僕は歩き疲れているので遠回りは勘弁願いたい。
ココス到着
17や18そこそこで愛だの恋だののなにがわかるってんでい、という感想も持たなくはないが、きっとそれは高校時代に恋愛が成就しなかった者ゆえのひがみだろう。 若者の愛は純粋であるのだ。 などと考えていたら回り道の末ココスに到着した。
何を食うのかな
高校生カップルがココスに入ったら何を食べるのだろうか。 ポテトだろうか。 なんの根拠もないが、ポテトだろう。 ポテトを向かい合って食べるのはいかにも青春っぽい。 僕は青春を謳歌する高校生よりも豊かなので(金銭的に)、ポテトにソーセージと唐揚げがついているやつをたのんだ。
ごちそうさまでした
いやいや、ココスでの食事に対してではなく、生涯一番の愛についてだ。 話の内容からして最終的には悲恋だったのかと想像するが、いずれにしても高校時代の楽しい思い出にお付き合いさせてもらって、こちらまでむずむずとしてしまった。 みなさんも素敵な恋の思い出があるファミレスなどありましたら、「ちょっと見てきて」に投稿してください。誰かが見てきてくれるかもしれません。