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はっけんの水曜日
 
おとなの「さんすうセット」活用術
 

小学校時代のあるあるネタを話し合っていると、たいてい誰かの口から飛び出してくる「さんすうセット」の話題。

おそらく実際に授業で使っていたのはホントに低学年の一時期だけだと思うんですが、それでもこれだけ強烈なインパクトを残している「さんすうセット」。おとなになった今、再び使ってみたいと思うのです。

(絵と文:北村ヂン



算数の授業で唯一の楽しい思い出

この前の記事でもちょろっと書きましたが、ボクはとにかく算数、数学といったたぐいの教科がダメで、小学生の頃は算数の授業のたびにイヤ過ぎてゲロ吐きそうになっていました。


今後の人生で使うことはないと思うから別にいいんだ

もちろんホントに教室でゲロを吐いた日にゃあ、残りの学生生活「あだ名・ゲロ」で過ごさなきゃならなくなること必至。

そこで編み出した算数の授業をNOゲロやり過ごすライフハックが「心を宇宙に飛ばす」もしくは「黒板を透明にして隣のクラスをのぞく」……いや、頭おかしくなったわけじゃないですよ。そうやって自分の脳内で遊んでたってことね。


精神を宇宙レベルまで飛ばしてしまえば、かけ算九九とかで悩まなくて済むというライフハック

そんな算数の授業で、唯一楽しい思い出として残っているのが「さんすうセット」。

コレ、全国的に使われていたものなのかどうか分かりませんが、おはじきや時計の模型など、数字に関する勉強をするためのアイテムが詰め込まれたユカイなセットなのです。

勉強道具というよりも全体的におもちゃ感がただよっていて、学校でもらえるグッズの中ではかなり楽しい部類だったと記憶しています。

ただ、この「さんすうセット」。算数の授業で使っていたのは間違いないんでしょうが、実際にどういう風に使っていたのかは全然思い出せません。

ぼんやりと楽しかった記憶だけ残っている「さんすうセット」、大人になった今、再び使ってみたいのですが……。

 

こんなんだったよ、さんすうセットって

というわけで、さっそく買ってきました「さんすうセット」!

手に取ると予想以上にズッシリとした重み。小学生が持ち歩くにはかなりヘビーな感じです。


「学校教材.com」っていうサイトで購入しました。色んなドットコムがあるもんですね

この手の学校教材って、どこで買ったらいいのか、そもそも小売りしているのかどうかすら分からなかったのですが、ネットで検索したら通販をソッコー発見。

いやあ、インターネットって本当に便利なものですね。


肝心の中身はこんな感じ。子供が大喜びしそうなカラフルさ

さっそく開封してみると……ああー、こんなだった!

ボクが小学生の時に使っていたものよりは多少近代化されているんでしょうけど、基本ラインはだいたい同じ感じ。懐かしさがこみ上げてきます。


はいはい、覚えてますよーおはじき!

まずは、ミスターさんすうセット・おはじき!(自分で書いておきながら意味はよく分からない)。さんすうセットといえば、この形のおはじきを思い浮かべる人は多いんじゃないでしょうか。


真ん中に小さな磁石がついてるマグネット型と、ついていないプレーン型の二種類があります

しかし普通おはじきといったら、丸くて平べったいガラス製のアレじゃないですか。

こんな桜型をしたおはじきって、さんすうセットの中でしか見たことないですよね。どういう理由でこんな形になったんでしょ。

おはじき自体もそうですが、「磁石」というのも子供にとっては非常に魅力的なアイテムです。


う、浮いてる!天狗様の仕業だべか!?

磁極を反対にしたマグネット型おはじきをケースに入れて、「浮かんでる?!フッシギー、フッシギー!」みたいなことをよくやっていました。

コレも見覚えがある、変なところに穴の空いたプラスチック製の棒「かぞえぼう」。

「かぞえぼう」っていうだけに、いっぽん、にほん……と数を数えるための棒なんだと思いますが、

どっちかというと、こんな感じで組み合わせて変な形を作って遊んでいた記憶の方が強いです。

……そもそもどうして組み合わせられるような形にしたのか?子供が遊んじゃうじゃない!

棒を数えていくにしても、あまり多くなりすぎるとわけ分からなくなっちゃうよねー……ということで、おおざっぱに「10」って書かれた紙も入っていました。

さらにおおざっぱに「100」の紙も……Oh! ザッパ。

こちらは時計ですね。

時を刻む的な機能はまったくない、時計としては非常に役立たずなものなのですが、

右上の歯車をグルグル回すと、長針と短針が回るという……まあ、時計で時間を読む勉強をするためのアイテムなんでしょう。

そういえば、こんなのも入ってました。お金セット!

子供に銭勘定を教え込もうという教材です。


おもちゃのお札ってのはよくありますが、各小銭が揃っているというのが嬉しい

教材なので、実際のお金にそこそこ似ているように作ろうとしてるんでしょうけど……。

この、微妙にがんばってるような、がんばれてないような造形が非常に味わい深いです。


なんだかんだいって、さんすうセットのお札が人生ではじめて触ったお札だったのではないかと思います……妙にドキドキした記憶が

1000円札の肖像画になっているこのおっさん。ヒゲという点に注目すれば野口英世にも見えなくないですが、エリの形などから察するに、夏目漱石なんだろうなぁ。

新札が発行されてからもう随分経つんだから、そろそろリニューアルしましょうよ。


夏目漱石を左右から取り囲むペンギン。シュール

そして、裏面のこのペンギンはなんだ!?と思ったら、そういえば夏目漱石の頃の1000円札の裏面って向かい合った鶴でしたね。それをパロッてペンギンってことか。

元ネタが古くなっちゃって、パロディしてるのかどうか分からなくなっちゃってるパターンですね。


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