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土曜ワイド工場
 
高級ブランド店が怖いの克服@銀座
渋谷でいうハチ公、三越ライオン像で待ち合わせ

グッチにシャネル、カルティエにアルマーニ。
ずっと住んでいる葛飾区に店舗が無いためなのか、およそ縁がない。

ブランドと言えばハイヒールモモコやグッチ裕三(の名前)がまず連想されるのは置いておくとして、セレブ以外が入ろうとすると冷たい視線を浴びせられ体格の良い外国人ガードマンにつまみ出されるという恐ろしいイメージがある。

いつまでも目を逸らしてないで、勇気を出して行ってみよう。

小堺 丸子



店員さんはこういう目を向けてくるんじゃないか

高級ブランドこわい

私は高級ブランドの知識がほとんどない。自分には不釣合いで扱いきれないのが分かっているのと、余り興味がないから。

周りではたまに、グッチやヴィトン(「ヴィ」が高級感あり)の財布を持っていたり、ティファニーのネックレス可愛いとかマニキュアはシャネルがいいとか誰か言っていたような気がする。でも実際どこがどれだけ高品質で魅力的なのかは知らない。


何しにきたのかしら?(セレブ客の視線イメージ)

知らないくせに、イメージだけは固まっていた。それは冒頭に書いたように、私のような小物が店に入ろうとすると冷ややかな表情、もしくは呆れ顔を向けられ、怖いガードマンにつまみだされるという恐怖イメージ。

「そんな大げさな」と思う方もいるかもしれないが、私にとっては新橋のサラリーマンにインタビューするよりもずっとずっと緊張し恐怖する事なのだ。(間違った例を出してしまいましたかね)(参考:プロ傘ゴルファーへの道


しかし、イメージが先行している部分もあるだろう。実際にお店に入ってみて、どのような感じなのかを知る事で、もしかしたら高級ブランドへの壁を壊す事ができるかもしれない。

という訳で今回は苦手克服の企画となります。

※今回行くのはデパートの一角にあるお店ではなく、概観からブランドが分かるような、そんな店舗です。ホラ、お化け屋敷と使われなくなった病院程の差がありますよね。

三越からスタート

そしてやってきた銀座。調べた所、高級ブランドショップは並木通りと中央通りというところに集中していた。


実際はもっと細かい道があります

今回付き合ってくれた友人と待ち合わせた三越からスタートし、並木通りに向かってみる事に。

ちなみに友人には、心構えをしておいてもらう為に企画内容を事前に説明していた。そのため当日にもし気合の入った格好で現れたらどうしようと思ったが、ビニ傘を携えいつもの格好だったので安心した。


1番目に見つけたディオール。ドア周りが鏡になっており、ドアマンが180度見張っている

初っ端から怖い、ディオール

まず初めに見つけたのはディオール。
チラと中の様子を見ようとしたらモデルのような長身男性が閉ざされたドアの向こうにいて、目が合ってしまった。

そういう時、どうしたら正解だったのか。私の場合ビックリするほど不自然に目を逸らした。首ごと。

ひとまず通り過ぎよう・・


Dior恐怖度 ★★★★★(5)

(★5つがマックス)


その隣にあるアルマーニも通り過ぎて
マツキヨへ

 

喉を潤してから

続いて隣にあったアルマーニを覗いてみると、ガラス張りで先ほどのディオールよりオープンな雰囲気。ちょっとホッとした。

しかしディオールショックで喉がやたら渇くのでその先にあったマツキヨに一時避難し水を買って飲んだ。


戻って撮影しなおしたアルマーニ店。米粒みたいなのがオシャレについた建物
輝きすぎて自分がどこにいるのか分からない

想像よりカジュアルな服装のマネキンが見える。もちろん高いのだろうが、これなら頑張れば入れる気がする。


アルマーニ恐怖度 ★★★☆☆(3)

その後もう一回ディオールの前を通ってみたが、挙動不審なのが出ているのか例のドアマンがずっと見ている(気がする)。やっぱりこれは無理。


ここなら大丈夫、のピース

怖くない!COACH

マツキヨの先にあったコーチ。ここは概観もシンプルでガラス貼り、色んな女性がたくさん出入りしているので私でも普通に入れる雰囲気だった。

品揃えはギラギラという感じではなくカラフルで可愛らしい。高くても(実際値段見てないですが)持っていて嫌味のない感じというのがあってセレブ以外にも人気なのでしょう(たぶん)。


コーチ恐怖度 ☆☆☆☆☆(0)

全然怖くない所もあったという発見が嬉しい。
しかしなぜコーチに入らないかというと、今回の目的が怖いもの克服だからです。そういう点でいうとアルマーニやDiorに入れよとなりますが、この時はまだディオールショックが残っていて「この辺一周して、全体の雰囲気見てから頑張ればいけそうなとこ行く」と腰が引けていた。

並木通りを進む


読めないけどきっと有名なんだ(後で調べたらブシュロンというとこ)
読めないし入れません(本気で読めないから調べられませんでした)

並木通りは大通りと違い、人が少ない。一段と高級感の増す通りで、ここは外国かと思うほど文字が読めない店が続いた。一度コーチで落ち着いた恐怖心が「字が読めない」事からまた芽生えてしまった。実はこういう所が一番入れないかも。


字が読めない店恐怖度 ★★★★★(5)

そんな中で見つけたカルティエ。


遠巻きに撮る

ここも駄目だ。お店の中がやたらとゴールドに輝いている。こんなラフな格好で入れる雰囲気じゃない。「貴金属系は無理」とつぶやき先に進んだ。


カルティエ恐怖度 ★★★★☆(4)

(高級な所に行くならそれらしい格好をすれば、と思う方がいるかと思いますが、それらしいが分かりませんでした。)


水を飲んで心を落ち着かせる。(高級店の前で写真を撮ると真っ白になるという霊障が起こります)

シャネル発見
逆に行ける気がする!(まだ行かないけど)

シャネル恐怖度 ★★★☆☆(3)

シャネルはハイヒールモモコや泉ピンコが代表するようにアピール性が強く派手な印象があった。そのイメージでひるむかと思いきや、他の店よりディスプレーが前面に出ており、なんていうかそんなに閉ざしていない感じがイケる気にさせた。

とりあえずガラス貼りで店内が覗けた方が入りやすいという事は確定です。


ルイヴィトン
行ける気がする!(まだ行かないけど)

ルイヴィトン恐怖度 ★★☆☆☆(2)

ルイヴィトンはコーチ同様、割と見かけるブランド。ガラス張りでは無かったけど、覗いてみると他の店よりも陳列の仕方がモリモリしているというか、バッグがメインだから幅をとるのか商品の占領スペースが多く、逆に落ち着く感じ。

お客さんも割とカジュアルなのでイケる気がした。

※ちなみに私がさっきから持っている赤い袋は葛飾名物の和ドーナツで、どこかで何かを買ったとかではないです。


いったん通り過ぎた後、遠めに見たROLEX
ロレックス恐怖度 ★★★★★(5)

さっきから、怖さの浮き沈みが激しい。慣れてきたかと思う所に大物がやってくる。ロレックスだ。けしてブランド名だけにビビッている訳ではなく、お店が醸し出す雰囲気に負けるのだ。

さっきガラス張りで中を覗けた方が良いと書いたけど、ここは直視できなかった。チラ見だけでもと思ったが、すぐ近くにショーケースを拭いていた男性店員がいたので目が合う前に下に目線を落とした。


友人とソソクサと通り過ぎた

遠くから見た限り、客はいないようだった。そんな状況で入るのは絶対無理。

 

ここで一区切り

これでようやく並木通りは終了。詳しく調べた訳ではないのに、ここまでだけでたくさんのブランド店を発見する事ができた。

しかしこの調子で行ったら2周するパワーは無くなると判断。ここからは★5レベルより下の店には全部入る事に決めた。(★5はまたの機会に克服すればいい。人生は長いのだから)


中央通りに出た。ちょっと息抜きしていいでしょうか
初めてのH&M

(番外編)H&M恐怖度 ☆☆☆☆(0)

近頃人気のファストファッションの先駆けの一つ、H&M。入った事無いし、息抜きにと寄ってみる。高級ブランド店が居並ぶ銀座にリーズナブルなお店があるのはやっぱり不思議・・

ここは人の出入りも激しく、ワゴンセールも出ている位なので初めてでも恐怖度はゼロ。値札を見ても500円とか1000円とか、高級ブランドとは桁違いに安い。どれだけリーズナブルなのか知るため、店員さんに一番安いものを聞いてみた。


一番安いのはカチューシャやピンなどのアクセサリー系で100円(値下げ商品)。金と銀のこれがワゴンに大量に乗っていた。
輪投げ遊びできるね

 

一番お手頃な商品がいくらかを知れば、壁が低くなるのでは?

実は最初からこれを調査したかった。昔、雰囲気がよく穴場の老舗といったオデン屋さんにふいに入った事があった。そこにはどこにも、一つも値段が書かれていなかった。値段を聞くのは粋じゃない、ここはそういう店なんだ、と腹をくくって食事し会計をしたところたったの800円位だったという事があった。

実態を知れば「なんだ、怖がる事なかった」そういう事は多い。という訳で入ったついでに一番お手頃な商品を調査していきます。

そしてようやく入ったのはプラダ


『プラダを着てない人間』
今回入った中で唯一、値札がついていない店でした

プラダ恐怖度 ★★☆☆☆(2)

学生の時プラダのバッグが流行っていた。学生が買える位だし、ナイロン生地だしそこまで高くは無いよねと思いながら一番小さいサイズでシンプルなティッシュ入れを手に取ってみる。

しかし値札がついて無い。えー・・。仕方ないので店員さんに「一番お手頃品を教えてください」と聞いた。答えはボディローションで、一番安いと予想していたティッシュ入れは12,600円。このサイズでその値段だとバッグはどれ位だったのか。聞くのも忘れて「ほーう」とマヌケな顔して元の位置に戻した。

 

続いてティファニー


『ティファニー前でのど飴を』(急いで噛み砕いている)
聞いた時は上の絵と同額のネックレスをいくつか紹介して貰った。上の絵はその時いただいたカタログ参照。

ティファニー恐怖度 ★★★☆☆(3)

プラダに入った事で勢いがつき、えいやとティファニーへ。ここはジュエリー・貴金属のお店だが、先ほど入れなかったカルティエ店より人通りが多い立地のため入る事ができた。

だがその直前、ウッカリのど飴を口に入れてしまっていた。(ちょっと喉の調子悪くて・・)舐めながら入るのはマナーが悪いので店内に入る前に急いで噛み砕いた。

そしてお手頃品の値段を聞いてビックリ。まさかネックレスで1万円台があるとは思っていなかった。店内には勿論、ゼロがもう一個二個ついているものが多いのだがこちらも十分可愛い商品だった。

 

最後に見つけた高級ブランド交差点(銀座二丁目)


あれ、またシャネルがある
あ、またカルティエだ!

あの恐怖の並木通りに並んでいたシャネルとカルティエの別店舗が並んでいた。こんな近くに・・凄いなあー。


左がシャネル、右がカルティエ。さっきスルーした2店が並んでいる
その真向かいにはブルガリ。そしてこれまた2度目のルイヴィトン

 

入りやすいかも

文具が揃う伊東屋の、その手前の交差点には有名4ブランドが揃っていた。歩行者天国になっていたので道路の真ん中に立ってみるとテンションが上がった。

テンションが上がる?そう、ここに来て、最初の頃に感じていた恐怖が大分薄らいでいる。それは恐怖通りを経験し、2店入った事で度胸がついたのもあるし、ディスプレーが開放的で通りや店への人の出入りが多いというポイントが押さえられているからだ。

おかげでこの4店の恐怖度は★1〜2くらいだった。お手頃調査結果は以下の通り。

 

交差点ショップのお手頃品調査結果
(ネットショップではもっとお手頃なのもありました。店舗によって置いてるものも違うようです。)

他にも銀座にはブランドショップが沢山あったけど、ここで時間切れ。最初のディオールショックから始まりここに至るまでに随分多くのイメージが変わった。


<高級ブランドの恐怖ポイントまとめ>

  • 店内が見えない(見えても怖いとこもあるけど)
  • ドアマンが見ている
  • 戸が閉まってる
  • 人通りが少ない道にあると怖い(例:並木通り)
  • 店の名前が読めない
  • 人が入っていかない
  • 外装が金、銀、黒
  • 店内が金色に輝いている
  • 値札が無い店もある
  • 店の前で写真を撮ると白く写る

<実際行ってみて分かった事、変わった事>

  • 体格のいい外国人ガードマンはいない
  • 店員さんは冷たい目を向けない。むしろ丁寧で親切。
  • それでも場違いで居づらいなと思った時は「友人へのプレゼントを探している」と店員さんに言ってしまうと気分が楽。(実際お手頃品ならプレゼントにいいですね)
  • ブランド品といえば派手でロゴ押しのイメージがあったけど、店内に入ってよく見るとシンプルなのも多く印象がよくなった。値段はさておき欲しくなった。
  • 消耗品(ローションや化粧品)はそこまで高額ではない
  • 中央通りのブランド交差点は出入りが多くて割と入りやすい。
  • 超高価なネックレスなど普段見られないものが見れて楽しい。
  • 今まで目に止まらなかった他人のブランド品に気づくようになった
  • 怖がっていた反動でむしろ好きになってしまう可能性も
  • こうしてじわじわとブランドにハマっていくのかもしれない

怖い思いもしたけれど、結果とても楽しめた。ジェットコースターに乗った後のようなスッキリ感がある。あードキドキした!

 

コースが逆だったらもっと気が楽だったと思います

企画は8割くらい成功

当初の目的どおり、店の雰囲気を自分で味わい、値段を調査してみた事で、一気に高級ブランドへの壁が低くなった。実際欲しいなと思うものもあったしプレゼントにも良いなと素直に思えた。まあ、高い事に変わりはないんだけれど・・思い切って行ってみて良かった。

いつか、今回断念した★5のお店にも入れる日が来るだろうか。
入れる、じゃなくて買えるようになりたいものだけれど。

冒頭で名前を出したのに時間切れで入れなかったグッチ。今度覗いてみよう

 
 

 

 
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