谷口: 「LEDかぶと」という案もありましたが、あれなんでしたっけ？
林: 10万円ショップですね。100円ショップじゃなくて10万円均一のお店。
谷口: 保険と関係ないですよね。
林: おもしろかぶとを作りたいだけでした。

暗闇だと愛の文字が浮かび上がるかぶと。10万円

谷口: むしろ保険のことを考えているほうがまれですね。
林: さすがに提案書書いてる時に、これ、保険に関係ないなーと思いました。
谷口: そういう視線も持ってるんですね。

ボツその5 10万秒UST

谷口: 弊社は10万秒USTREAMを提案しました。
林: それよかったですよね。10万秒だと27時間。
谷口: 15秒で保険CMとか説明できるわけないだろうということで。
林: ずっと約款を読み上げてるって言ってましたね。
谷口: 約款をえんえんと美人がよみあげる、美人約款。
林: 美人時計のアンサーとして、美人約款。
林: 10万秒USTはやりたいですね。実現したら僕は約款で忠臣蔵作るって言っちゃいました。
谷口: あれ斬新でしたよね。
谷口: 字幕が通常のセリフなんだけど、実際しゃべっているのは約款。

セリフが約款の時代劇

林: これがいいって言われたらどうしようかと思ってました。時代劇撮るの大変だしなあと思ってました。
谷口: 動画広告ってどこで広告いれるか悩むから、あれはありだと思いましたよ。
林: 感動的な話がいいですよね。ヘレン・ケラーとかで、でもセリフは約款。
谷口: どう演出しても茶化してるようにしかみえないのが問題ですね。
林: 著作権が切れた映像ならいいんじゃないですか。古いディズニーの映画とか。
谷口: 億単位で訴えられますよ。

ボツその6 10万のものでキャッチボール

林: たまに保険にからんだアイデアを出すと「それ、損保です」って言われます。
谷口: だいたい言われますよね。
林: それぐらい覚えたらいいのに。
谷口: 保険の基本をわすれがちですね。
林: 今回も、10万円のものに保険かけずに雑に扱うという企画を提案しました。
谷口: 提案書には「保険をかけないことの恐怖を実感するために、10万円で骨董品のツボを購入して、みんなでツボをキャッチボールをしたり、雑な梱包で車で運んだり、背中にくくりつけてサッカーしたりする」とあります。
林: おもしろそうですよね。
谷口: ちょとやってみますか。そのカメラいくですか？
林: レンズ入れて7〜8万ぐらいかな。まあ10万ぐらいということで。
谷口: キャッチボールですね。

カメラでキャッチボール

林: ああこわかった。この企画、通らなくてよかったですね。
谷口: 私はこないだなぜか仏像を20万円で買ってしまったんですが 。
林: え？どういう経緯で？
谷口: なんか王選手と一緒に写ってる写真をもった彫刻家に薦められて。あれは投げたいけど投げられないな。
林: その話、笑えないですね。
谷口: 最初、50万といわれたので得しました。

谷口さんが買った20万の仏像

林: いいものだとは思いますが…、いい…いいもの買いましたねー。
谷口: でしょう。でも友達に自慢するとみんなばかにするんですよ、なんでだろう。

ヌンチャク10万回

林: 僕らは納豆10万回はやるのですが、谷口さんも10万回やるといいですよ。ヌンチャクで。
林: 10万秒USTでヌンチャク10万回という案もありませんでしたっけ？
谷口: ないですよ！ ためしにやってみますか？
林: 行けそうだったら改めて提案しましょう

林: 数えながら回すと急に縄跳びっぽくなりますね。
林: 谷口さんはアメリカで1年ヌンチャクやってたんですよね。
谷口: ええ、意気揚々と帰ってきたんですが、日本ではヌンチャクでは食べられなかったのでウェブの仕事をしています。