買い食い・食べ歩きといえば自分が思いつくのは「公営ギャンブル場」。以前「G(ギャンブル)級グルメを訪ねて」て記事もやるくらいだもの!レース見ながら飲んで食って。う〜ん、ある意味貴族っぽい。これで勝ってればホントに貴族だ豪遊だ、勝てればな!ということでちょうど開催日だった浦和競馬に行ってきました。
やっぱ煮込みとフライでしょう!
年末といえば中央競馬のグランプリレース「有馬記念」ですが、それ以外の公営ギャンブルだって年末は開催中。地方競馬に競輪、競艇、オートレースだってあるんだぜ!この日行ったのは、家から比較的近い浦和競馬場。駅から無料バス出てるので行くのも楽なもんです。
先に公式サイトで調べたところ、食べ歩き出来そうなフードコーナーは入場口の先に数件固まってある様子。今回「トータル100歩」というルールなわけですが、まずこの入場口からそのコーナーまで何歩で行けるかな?
まず入場口から最初のお店まで「55歩」。残り45歩だと良くて3軒、ヘタすりゃ2軒だなあ…。ということで今回は「最初の店から100歩」というルールで挑ませていただきます。よっしゃ食うぞー!馬券についてはとりあえず後で。
最初は冬だし身体あっためたい!ということで煮込み(400円)。ほかごかになるヤツをいただくとします。店の目の前で食べるのもジャマなので20歩歩いて椅子に座る。
うーむ、具はシンプルだけどもつがゴロゴロしててまずは身体あったまっていいな。肉食ってる感。そしてちょっと目を左右すると捨てられた競馬新聞や マークシート、テレビから流れるレース風景、その画面に一喜一憂な声。微妙な「敗北」の空気が煮込みをさらに温かく感じさせる…。
さて椅子から15歩歩いて2軒目のお店へ。ギャンブル場グルメといえば煮込み、その次はといえばもちろん揚げ物ですよ!
お店の前で食べるのも迷惑なので、5歩ほど移動してグイッとかぶりついていただく。やや固めのイカをグイーっと口で引っ張りながら食うイカフライ。なぜかこういう所ってゲソとかイカのフライ多いんだよな。
ちなみにこの2軒目からフードコート状態。数歩歩けば別の店の味が楽しめる。食べ歩きするには最適な並びでしょう。
ということで18歩移動して次のお店へ。ここは完全に飲み物メインだなあ。しかもけっこうなアルコール率。もちろん嫌いではない。むしろ好き。
一応取材というのにお酒というのもアレですが、上見てもらえばわかるとおりお酒が中心だったもので…まあまあ、とりあえずつまみも頼みたいよね!ということで12歩で次のお店へ。
焼き鳥とハイボールを店頭から5歩離れたところでいただきつつ、10歩進んだところで「揚げたて」というマジックワードに負けて唐揚げ棒追加。数歩歩けば酒の肴が続々アップデートされるから恐るべし、ギャンブル場フードコート。
お湯メインで闘う猛者もいた
さて歩数を記録しつつも、せっかくだから競馬場の方へも足を運んでみた。入ってからまだ生の馬見てないし。
ちなみにドがつくほど本気で競馬やる人は、グルメに落とす金があったら馬券買ってると思います。ということで場内には下写真にあるような無料飲料水コー ナーがなじみの店だったりするわけですが、中にそこのお湯使ってカップラーメン食ってる人が!まあ自分も一番熱中してた時期はコンビニ飯くらいは持ち込ん でた気がしますが…。
さて中断したポイント、RPG風にいえば「唐揚げ棒のほこら」に戻って再開そこから5歩歩いたところで、そろそろご飯ものもいただきたいなあ。「肉ドーフ丼」をいただきますかね。ぬくぬくした器を持って5歩歩いて椅子に座ってずるずる。
注文微妙に間違って丼ではなかったけど、これがそのままでもけっこう腹に溜まる味。その辺の居酒屋の肉豆腐を蹴散らすガッツリ感、好きだー!
ちなみにここまでで95歩。ここの飲食街、残り一軒でここの並び全部制覇なのになー。残り5歩では到底届きそうにない。飛べない届かない…。
今回の100歩以内というルールでは届かないっ…残念!しかし100歩でこれだけいろいろ食えれば良しだろうよ。ありがとう浦和競馬!ありがとうG級グルメ!馬券の当たり外れはここでは書かない!
と、心の中でひとくぎりつけて、軽やかなステップで買いに行きましたけどね。ああ100歩に縛られないって素敵!
この四角いホルモン串、前にも川口オートで見かけたけど謎の肉だなあ。「ギャートルズの肉」ばりに実在するのにどこか非実在感。寿司も川崎競輪でほ ぼ同じサイズのを見た覚えがある。ギャンブル場の飲食って当然フランチャイズじゃないんだけど、価格とか考えると似通ったものになるんでしょうね。
ちなみに浦和競馬場内には並びの飲食コーナー以外に、スタンド内に蕎麦屋さんもあります。一見豪華っぽく見えるけど、値段はそれほど変わらない。ただ日本酒のラインナップが下とは違う。
年末年始、けっこういろんな公営ギャンブル場が開いてるのでG級グルメ味わいに行ってみてはいかがでしょう。一年の頭にふさわしい贅をつくしたおせち的な もの食べたあと、寒風の中あったかいの食べるという小さな贅沢を堪能するのもいいもんです。どうせ来たんだったら運試し…は各自おまかせします。
中央競馬もいいけれど
浦和競馬は地方競馬らしいのどかさがあって楽しかったです。意外と若い男女も多かったし。ホルモン串を左右から食べ合うのが2012年はブームに!?