食べログ
飲食店を検索するサイトだが、特筆すべきは訪問店レビューの充実度。どれもブログ並みの分量と筆圧で書かれている。
まずはこの企画の発端となった検索遊びから紹介したい。企画の冒頭でも述べたこれだ。
食べログでキーワード「差し歯」と検索すると
→(差し歯がとれそうな)にちゃにちゃした料理が並ぶ。
画面がにちゃにちゃに!
ステーキ、とんかつ、和菓子にケーキ…差し歯不向きの食べ物が一同に介す。
「差し歯の方、危険かも」といった感想や「差し歯が、落ちたー!」といった実際の体験まで、差し歯の危険を訴えかける文章が並び、食レポートが危険レポートになってくる。
もちろん、だからどうなんだ?と言われればそれまでだが、なんだかこう画面がにちゃにちゃしたもので一杯になるのがおもしろいじゃないか。
同様に「口内炎」で検索すれば、口内炎に染みそうな食べ物が出てくる。病名検索もなかなかおもしろい。
続いても食べログから。
食べログでキーワード「財布がない」と検索すると
→みんなのピンチが出てくる
他人の小さな不幸を楽しむ小さな人間
うまい店を探るサイトが一気にピンチ投稿サイトに。これだけ財布忘れた体験記が出てくるのは、膨大なレポート量を誇る食べログならでは。
読み込むとこっちがヒヤヒヤしてくるが、他人のピンチはどうしてこんなにおもしろいのだろう。
同様に「死ぬかと思った」で検索しても、みんな飲食店でけっこう臨死体験してんだな〜と思う結果が出てくる。