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はっけんの水曜日
 
パソコンが壊れた!その時、原稿は!?

あっ、白黒(そりゃそうだ)……そして字、汚い……。

でも正直、写真なんかは真っ黒になっちゃうんじゃないかと思っていたところ、ギリギリ何が写っているか判別できる程度にはなっていたので、超ポジティブに「最近のFAXって優秀だなぁ〜」と思っていたのですが。

「送られてきたFAXを貼り付けるだけなんで、私はラクですけどねぇ……。この写真じゃ、グルメ記事でも全然美味しそうに見えませんよ」(橋田)

石川「毎回コレだったら、デイリーポータルZ自体がゆるやかに終焉に向かっていくでしょうね」(石川)

「あと、テキストが全部画像データになっちゃってるんで、検索にも引っかからないです」(橋田)

……ま、まあそうでしょうな。


公衆電話でも入稿できるか?

パソコンが壊れたことを理由に原稿を落として評判が悪くならないよう、今回の実験をしていたハズなのに、やればやる程ボクの評判がズンズン落ちているような気がします。

このままじゃ次回からシレッとボクの記事が載らなくなっている……なんてことにもなりかねないので、そろそろ最後の実験に移りましょう。

最後は、インターネット&パソコンはもちろん、携帯電話やFAXまで使えなくなってしまったら……。

公衆電話で原稿を入稿してみたいと思います

コレをやるために電話ボックスを探しまくったんですが、全然見つからずにエライ苦労しました。絶滅危惧種なんだな……。

また、会えたね!

電話代がどのくらいかかるのか予想がつかないので、家中の小銭をかき集めてきました(1370円)

さて、コレでどうやって原稿を入稿するのかといいますと……まあ、要は口述筆記してもらうということですね。

電話口で読み上げた原稿を

石川さんが聞き取り、テキストに起こしてもらうわけです

この実験、やる前は「また石川さんに負担をかけて申し訳ないなぁ〜」とか思っていたんですが、実際にやってみると意外とボクにもダメージが。

「冗談はよしこさん!」とか「野茂が投げれば大丈夫!」みたいな、原稿中にちょいちょい散りばめてある、わりとしょーもないギャグを自分の口で読み上げ、

「は!?『冗談はよせ!』じゃなくてですか?」
「あ、はい『冗談はよしこさん!』で」

とか言う気持ちよ……。

何度、心が折れそうになったことか……

そんなやり取りをしている間にも小銭はジャンジャン飲み込まれていく

実験用の記事なので、通常の半ページ分(約1200文字)くらいしかない短い文章なのですが、口で読み上げていくと意外と時間がかかるんですよ。

ひと昔前だったら電話待ちの行列ができて大迷惑をかけてたところでしたが、今や公衆電話を使おうという人は皆無だったので助かりました。

で、文章は口述筆記でいいとして、画像の方はどうやって入稿するかというと……。

こちらも口頭でどんな画像か伝えて、石川さんに描いてもらうことに

「えーっと、まずものすごく怖い顔したおっさんの像が真ん中にあって……それを取り囲むように小さなダルマが……」

「いつもボクが描いてる人とくまが驚いてて……」

などと、画像の特徴を言語化して何とか伝えようという作戦です。

あんだけあった小銭がこれっぽっちに……

……というわけで何とか原稿の内容は石川さんに伝わったハズ! かかった時間は約30分。そして電話代は1240円! 公衆電話ってそんなにかかるのか。

とにかく、このようにして伝言した結果、完成した記事ページがこちらです。



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