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ひらめきの月曜日
 
出るか?史上最も遅い真夏日 あと出し天気予報
台風23号、24号、さらに次の台風も…?

1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)

増田雅昭
(ますだまさあき)

1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。
>個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭
ツイッター(@MasudaMasaaki



台風が発生しすぎ

台風連発で、気象予報士に台風疲れが出てきた、きょうこの頃。

そんなのお構いなしと、1週間に22号、23号、24号と、次々と台風が発生。
こっちの気持ちも考えろ、と言いたくなる。

夏の間、高気圧に頭を押さえつけられて、思うように発生できなかった、うっぷんを晴らすかのように、ここに来て、どんどん台風が発生している。

しかも、これで終わらない気配が…。


1週間を振り返る(東京都心周辺)

日付 予報 実際 結果
9/30(月) 晴れのち曇り、夕方以降にわか雨の可能性 晴れのち曇り、夕方以降にわか雨
10/1(火) 雨ときどき曇り 曇りときどき雨
10/2(水) 曇りときどき雨 雨のち曇り
10/3(木) 晴れのち曇り、夕方以降は雨の可能性も 晴れときどき曇り、夜に一時雨
10/4(金) 曇り、夜は雨 曇り、昼間からときどき雨 ×
10/5(土)
10/6(日) 曇りのち晴れ 曇り一時雨 ×

予報はあと一歩でした

 

う〜、結果は5勝2敗。

大負けしたわけではないが、負け方が悪かった。
雨が、早くから降り出したり、止むはずが止まなかったり。

空を恨めしそうに見る人の視線がこっちに来ないように、人の顔を見ず街を歩いた金曜日と日曜日。

亜熱帯の空気を運ぶ台風24号に注目

8月の天気を書いているのかと錯覚する。
まさか10月に、台風が日本海へ進むとは。

台風24号は、日本列島を西回りで北上して、日本海に進むコースに。

台風は亜熱帯の空気を持ち上げてくるので、日本海まで進むと、本州各地にまで亜熱帯の空気が北上してくる。

今週は、九州〜関東で、当たり前のように連日の25℃超え。
30℃を超える所も出てくる。

明治時代から続く観測で、東京の最も遅い真夏日(30℃以上)は10月9日。

ここまできたら、記録更新を見てみたい。
と、大きな声では言えないが、でも、最も遅い真夏日記録を更新する可能性はありそうだ。

結果は来週!

上空の気温の予測(濃いオレンジほど気温が高い)。
 台風に引きずられるように、亜熱帯の空気が北上。

質問:最近は異常気象って言いますが、実は今の気象が普通なのでは?

こたえ:その感覚が怖いんです。
異常気象というのは、その場所で30年に一度程度、起こるような現象のことを言います。 30年に一度レベルの大雨とか、高温とか、実測ではやっぱり増えているんですよね。

それが普通に思えるってことは、ある意味、感覚がマヒしてきているってことです。 動物的な勘が、にぶってきているのかも。

たしかに、今は、世界中から激しい天候の映像が入ってきますし、それを見て、異常気象を疑似体験しているので、余計にマヒしやすいですよね。 刷り込まれすぎないように、気をつけてください。

いや、でも、テレビの天気予報は見てくださいっ!

 

編集部より:増田さんへの質問を募集しています。
あて先は [email protected] まで

 

 
 

 

 
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