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土曜ワイド工場
 
難易度高!間取り神経衰弱ゲームできました

間取り図ってどれも似たような感じだよね。
そんな似たような間取り図を集めて神経衰弱したら きっと難しいから良い脳トレになりそうだね。

そして、不動産屋の人は間取りに慣れているから
間取り神経衰弱で対決したらこてんぱんにやられちゃうんだろうかね?

さっそく間取りカードを作って対決してきましたよ。ついでに間取り神経衰弱ゲームもつくりましたよ。

平野真章
(ひらのまさあき)
1975年茨城生まれ東京在住。 雑魚雑魚というモノ作り ユニットで活動しています。 平野が文を書いて相方の栗原がゲームをつくってます。
> 個人サイト 雑魚の唐揚げ
平野facebook / 栗原twitter

マニア売れそうなカードゲームできました

カードはマジック用の無地カードをゲット。その大きさにマッチする印刷できるラベルシールを見つけてきました。

いろんなカードゲームつくれそう。
86.4x50.8mmが丁度よいサイズ

カードにする間取り図をネットで検索しました。1LDK、2LDK、3LDK、家賃6万〜10万ぐらい。ゲームの難易度も加味して”よく見たら違いがある”程度のものを選出。

Photoshopでデザインと色を整理

あとはプリントアウトして、カードにはるだけ。
簡単、簡単。そして意外とできがよい。

27種類の間取りを集めました
ペタペタペタ。
全部並べると壮観!
近くでみても中々のクオリティ

Photoshopで加工したおかげで色も統一されより一層難しく、カードゲームっぽくなりました。
一部のマニア向けにつくったら売れるんでないでしょうか?

まずは間取り素人でゲーム難易度確認

後日、間取り玄人と対決することになるんですが、間取り素人の反応もみておきたいなぁと思いました。
かなり高い難易度な気がして”ゲームとして成立するのか?”これも確認したかった。
ということでお天気さんちゃんチームに試遊してもらいました。

お天気さんちゃんチームのtac inoueとクリハラズ
ではではゲームスタート!

トランプの神経衰弱であれば、序盤はまずはパラパラとカードを開いて記号、数字、位置を覚えていくのがセオリーですが…。

あれれれれ?スタートして15分経過、誰もペアを見つけられない!
難易度の高さに笑うしかないクリハラズ

 

勝負を捨てて協力プレイにはしります

まず“間取り”に慣れていないとこもあり、とにかく間取りが覚えられない。 あとはカードが“四角い”とか並びが“四角い”とか“四角い”ばかりの要素も

確かにこの違いを覚えておくのだけでも大変だ

全然ゲームが進まないさんちゃんチームがとった作戦は…。協力プレイである。もはや勝負は関係なくなった!!

協力プレイのおかげで空気変わった!
どんどんペアが完成していく
頭フル回転。終了後の脱力感凄い

遊び方が変わってしまいましたが、協力してカードを当てていく感じはそれはそれで楽しかった。結局45分ぐらいかかりましたが「全部開けた」という意味不明な充実感でゲームの幕は閉じた。

間取り玄人、不動産業界の人達はひと味違った!

間取り素人集団の試遊を目の当りにして、これはいい対比になることを確信して間取りの玄人である不動産屋経験者と対決の日を迎えることになりました。

ご協力いただいた後藤さん(手前)と林さん(奥)

お二人は不動産関連会社で経験を積み、現在は株式会社エンレボリューションという不動産関係を含め幅広いジャンルでwebコンサルティングをする会社を設立されご活躍なされています。仕事柄、間取りには大変精通していらっしゃるとの事で今回ご協力して頂きました。

さっそくカードをみてもらう
アンジャッシュ渡部に見えてきた

「これはいいできですねー」とお話する渡部似の後藤さん。本職の方によろこんでもらって嬉しかった。

Fight!

今回はエンレボリューションvs雑魚雑魚のチーム対決にしました。27組の間取りがあるので14組とったほうが勝ちになります。さぁ、雑魚雑魚は経験済みのアドバンテージを生かせるのか?!それとも間取り玄人のエンレボ組にこてんぱんにやられるのか?!

雑魚が先行でめくり始めます

序盤の感じは先日の間取り素人の時と一緒。ただ、開かれる間取り1つ1つをみるエンレボ組の眼光が鋭い。

細かい設備を確認するエンレボ組
乗り出して間取りをみるエンレボ組

エンレボ組の情報キープ力が気になる。
L字キッチンだの、和和洋だの、ウォーキングクローゼットだの。
先日の間取り素人対決では聞こえなかった言葉が飛び交う。

予想外に雑魚雑魚が先行していく

たしかに知識と慣れがあるにせよ初見の間取りをそう簡単に当てるのは容易ではなかったみたいです。 経験済みの雑魚雑魚が序盤はリードをしていきます。

気がつけば連続ゲット!
まだ笑顔があるエンレボ組

気がついたら6対0で雑魚リードしちゃってます。もしかしてもしかする展開です。ネタ的にも「不動産屋」圧勝!を心の底で期待していただけに…。でも最後までガチンコ勝負します!

空気を読まない平野は遠慮なく当てていく
なにやら耳打ちをしています。

それまで、余裕の表情だったエンレボ組。さすがに間取り素人相手にここまでやられては不動産業界の面目がたたないということで動いてきた。

“3LDK”と”L字キッチン”
“1LDK”と”外側に収納とベランダ”

あとから聞いた話によると、まずLDKとかの部屋数を確認、さらに特徴のある設備を記憶して開いていく作戦を取ったそうです。

スイッチオン!集中集中!
協力プレイの真骨頂指差しでました
その後、確かに当てた。

全体的な色と形だけで当てていく雑魚雑魚と、L字キッチンと和室、ベランダ位置、等々具体的な設備で当ていくエンレボ組。一進一退の攻防が続く。

怒濤の追い上げをみせるエンレボ組。
雑魚雑魚ピーンチ!

後半は似たような間取りの出現が目立ち始めた。ここで設備を具体的に覚えられるエンレボ組とぼんやりとしたイメージしか覚えていない雑魚雑魚で差が出てきた。

例えばこの2つ窓の位置と玄関のドア開きが違うとか、パッと見、気がつかない
すごくチャラ男に見えてきた!
あっと言う間に追い上げられた

あれよ、あれよ、と追いつかれ、最終的に雑魚雑魚12組、エンレボ12組と奇跡の同点となりました。最後の2組を取った方が勝ち。しかもエンレボ組の順番です。

エンレボ組が指差し確認してる〜!
興奮して写真がぶれてますがペアです

というわけで最後の2組をエンレボリューション組に とられました。はい。雑魚雑魚の負けです。いやー、僅差だったぁ。くやしいぃ。

14対13という僅差
エンレボリューション組の勝利ー!

不動産界出身のプライドが最後は勝利を呼び込んだのでしょう。たしかに複雑な間取りの取り合いになると雑魚雑魚の能力は著しく低下し、エンレボ組は水を得た魚のようにペアをかっさらっていきました。一瞬でも勝てると思った僕らがバカでした。でも楽しかったー。

100万年早いんだよ!
御見逸れしやした!

 

間取り神経衰弱が楽しめる。間取王できました

それでは、どれだけ間取り神経衰弱が難易度高いか経験してもらいまししょう。
ただしこっちは時間制限内に3ステージクリアーしないと褒めてはもらえないぜ!

★遊び方

カードをクリックしてペアをドンドン見つけてください。

間取神経衰弱。ありですね。

間取り素人でも間取り玄人でも最初の沈黙状態さえ切り抜ければ後半は予想以上に盛り上がることがわかりました。

また、今回は間取り図だけをカードにしたのでかなりストイックな神経衰弱になりましたがトランプの記号の役割を1LDK、2LDKとかいれたりしたら誰にでも楽しめるようなカードゲームがつくれるんじゃないかな?と思いました。


 

 
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