「春」って簡単に言っちゃダメ

「あれ？春の陽気になるんじゃなかったの」
という声が、あちこちから聞こえてきた25日の土曜日。

「ふふ、このあと気温が上がってくるんだよね」
と心の中で勝ち誇っていたのも、午前中だけ。

こない…

上がってこない…

結局、東京は12.4℃止まり。

「15℃」や「春の陽気」という言葉のインパクトが大きすぎた。
大きなインパクトの反動は、痛い。
力一杯にパンチしたサンドバックが、戻って、顔にぶつかったようだ。

先週の記事で書いた、金曜〜土曜日の15℃超えは、けっこう各地であったし、鹿児島市では、土曜日に20℃まで上がったんですよ。

と、必死にアピールしても、なんとなく負け犬の遠吠え感。

はい、こういう時は、素直に引き下がります…。

1週間を振り返る（東京都心周辺）

真冬のピークは過ぎた？

冬と言えば、冬型の気圧配置。 等圧線の縦じまがキレイに並んで、西に高気圧、東に低気圧。

冷たい北風が吹いて、日本海側で雪が降る。 1月なかばは、毎日のように続いて、寒かった。

ところが、今週は冬型が続かない。

これ、春への移行期間によく見られるパターン。 いつもの年より、かなり早い。

ほんとは、「春っぽい天気図」と書きたいところだが、前週に「春の陽気」で失敗したところなので、ひとまず、「真冬終了」くらいにしておこう。

天気予報の半分は、言葉の駆け引きでできている。

寒い日はまだまだあることを強調しておくが、ただ、1月なかばのように、毎日毎日、寒いってことはなくなる。

なんか、当たったかはずれたかを検証しにくい、煙に巻いた予報な気もするが…結果は来週！