岩手県の厳美溪に「空飛ぶ団子」というものがあると聞き、先日ふらっと見に行ってきました。
この団子、正式名称を「郭公(かっこう)団子」というのですが、箱の中身を見る限り、普通のおいしそうな三色団子。
では、一体どこが空飛ぶ団子なのか?説明するより先にまずは実物をご覧ください。
(text by 岸川 祥子)
こうして無事戻ってきたカゴの中には代金と引き替えに立派なお団子とお茶が。そう。空飛ぶだんごというのはこのように渓谷にかけられたロープを伝って届けられるお団子のこと。ちなみにとってもおいしかったです。
この空飛ぶ団子、団子がロープを伝ってさーっと降りてくる様があまりにも格好良かったので、本当は何度も注文したかったのですが、直前にわんこ蕎麦を腹一杯食べていたため泣く泣く断念。しかし空飛ぶ団子熱は東京に戻ってからも収まらず、思い切ってこの空飛ぶ団子を再現してみることにしました。しかもかなり間違った形で…。
結局一体何がしたかったのか
すみません…。空飛ぶ団子のあまりの面白さについ舞い上がってしまいました。大人をも狂わす空飛ぶ団子の魅力、恐るべし。
というわけで厳美渓にお越しの際には是非木板をコンコンと鳴らしてみてください。ものすごい勢いで団子が空から降りてきて、かなりテンションがあがります。楽しいです。
ちなみに本家の「空飛ぶ団子」は人が自らロープで降りてきたりはしませんのであしからず。