「良薬、口に苦し」という言葉がある。実際の効き目は別として、確かに目薬は染みるほど効き、薬はまずいほど効いてる気がする（たぶん錯覚）
では、薬ではなく、サプリメントの中で、 一番まずく、効いてる感じがするものはどれなのか？
そこで今回はＤＨＡ、コエンザイムＱ１０、α−リボ酸など、いろんなカプセル型のサプリメントをかみくだき、中の液体や粉を味わってみることにしました。
なお、サプリメントの味は「良薬、口に苦し度」（わかりやすく言うとマズさ度）で判定。さて、サプリメントの味やいかに！）
（text by 岸川 祥子）
サンプル１・ＤＨＡ
うぎゃ！口いっぱいに広がる魚の味！よく考えたらＤＨＡ自体、魚の脂が出来ているので、魚の味がして当然なんですが、あまりにも無機質なものからあまりにもアットホームな味がしてびっくりです。ちなみにしばらく口から魚の生臭いにおいが消えませんでした。いきなりのドクロ５個。
サンプル２・コエンザイムＱ１０
ん？何というか…味がない？カプセルの中の油が口の中に広がり、その後カプセルの甘みがほんのり。油をちょっとなめてその後砂糖をちょっとなめたような味です。決しておいしくはないんですが、まずくもないので、とりあえずドクロ１個。
サンプル３・α−リポ酸
うーん、またも味がない！強いていえばじゃがいもから取ったでんぷんの粉の味。しかし裏の原材料名を見たところ、どうやらでんぷんはα−リボ酸本来の味ではなく、どのカプセルにも共通で入っている様子。ということはα−リポ酸自体は無味？
サンプル４・ローヤルゼリー
甘いどころかなんか辛い！はちみつゼリーだなんてとんでもありません。パサパサとした卵みたいな味がした後に、なぜだかほんのりと辛みがくる意味不明の味。これが女王だけに許された禁断の味。うーん、確かにパワーはありそうですが全く箸が進まない味です。ちょっとがっかり。
サンプル５・マルチビタミン
すっぱい！どう考えても梅干しのすっぱさです！成分的にはマルチでも、味的には全面的にビタミンＣ柑橘系。すっぱいのが好きな人と嫌いな人とで評価が真っ二つにわかれそうなので、間を取ってドクロ３つ。
その他・タブレット型サプリメントの味
意外にインパクトのあるサプリメントの味
実験前まで何となく「サプリメント＝無機質なもの＝味がない」というイメージを持っていたのですが、いざ口にしてみると魚の味がしたり、梅干しの味がしたり、意外とアナログな味で驚きました。
それにしても普通に魚や梅干しを食べると「おいし焼き肉」と感じるのに、カプセルから魚や梅の味がすると「まずい」と感じるのは何とも不思議。焼き肉屋で焼き肉のにおいをかぐといいにおいなのに、家に帰って服からかぐと嫌なにおいと感じるみたいなものでしょうか。
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