デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


チャレンジの日曜日
 
これが次世代Android(アンドロイド)、CopyRobot(コピーロボット)だ!
かなり次世代でした。

次世代android(アンドロイド※)は名称も一新されることがわかった。その名も「CopyRobot(コピーロボット)」。

正式発表こそされてないが、今回そのベータ版を特別にフライング入手することができたのでさっそくレポートしたい。

※スマートフォン用のOS

 

T斎藤
(てい・さいとう)
1971年生まれ。カルフォルニア在住。最新のグローバルで熱々な情報を本場シリコンバレーよりリポートしてます。「シリコンもいろいろなんだな〜」ってことが最近分かり始めました。
> 個人サイト カリフォガイド


こちらがそのコピーロボット端末である。

受け取った端末本体はiPhoneとやや似ていた。iPhoneをリスペクトしてこうしたのだろうか?


端末本体はiPhoneとやや似ていた。

電源を入れるといきなりロボットのようなものが画面いっぱいに現れた。これが「コピーロボット」である。

今回のコピーロボットからはもうアプリとかそういう概念は無くなったとのこと。元々これは「OK2」という名の標準アプリとして開発されていたそうなのだが、「そういう域を超越した」とのことで、OK2をアプリとは呼ばず、それそのものがコピー・ロボットと呼ばれるようになった?のだとか。(すみません、次世代過ぎて私も正確に把握できてません)


鼻(っぽい部分)にタッチするとコピーが始まる。

操作は極シンプル。
中央にある赤い鼻のようなボタンにタッチするだけ。しばらくするとブーンという振動音と共に、ロボットの顔が変化を始めた。


自分だ!

そして画面上のロボットが自分そっくりの顔になった。

てっきりロボットなんだから少しくらい美化してくれるのかと思ったら、髭を剃ってなかったところまで忠実にコピーされた。

これが自分とほぼ同じ能力・知能を持っているらしい。さながら、画面上に現れた分身である。

さっそく、喋りかけてみた。


最初の対話。

一瞬、iPhoneの「Siri」を使ってみた時と同じようなガッカリ感があったが、途中からスラスラ喋り初めてびっくりした。本当に自分と対話しているようだ。

あとは調べたいことや、やらせたい仕事を彼に向かって話せばいい。ただし能力はあくまでも自分と同等なので過度の期待できない、とのこと。

さて、何を頼もうか…。

迷った挙げ句、
「3月中すべてのメール返信、ツイート、リプライをやっておいて。」
と依頼した。


すっごい嫌そうな顔になった。大丈夫かコレ?

命令した途端、ものすごい嫌そうな顔になった。これ、本当にやってくれるのだろうか?と不安だったが…

その後、ツイッター等を見たら時々つぶやいてて(面白いか面白くないかはともかく、私そっくりに)、意外とイケるぞこれ、と思った。誰か気づかれた人いただろうか?

メールの返信も、たまに取引先に「よぉ」とか書いてて焦ったりしたこともあったが、7割ほどは大丈夫だった。


ジョブが完了すると最初の状態に戻る。

未来はシンプル

たしかにこれは画期的な製品だ。
操作は至ってシンプルなので従来のスマートフォンに挫折した人でも取っつきやすい。

自分自身のコピーというのも、利便性と現時点での技術的限界ラインの絶妙なところ突いていると思う。

が、私はやや不気味な印象を抱いてしまい、正直言って今はあまり触りたくない。通常、この手の新商品のベータ版を受け取った時は嬉しくていじりまくってしまうのだが、今回に限っては何か底知れぬ怖さを感じるのだ。自分の何かを裏で削り取られているような…。

触らないでいたら鼻が大きくなってきた。こわい!(うっかり触っちゃいそう)

この記事はエイプリルフール企画のために作ったうその記事です

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
Copyright(c) NIFTY 2002 All Rights Reserved.