特集 2014年10月20日

身近な「こんな買い方できるのか!」

なんかおかしくないか、このメール
なんかおかしくないか、このメール
今年の始め頃、ヨドバシカメラの一部店舗でネットから注文したものが24時間いつでも受け取りできるようになったことを聞いた。すごい。
すごい、けど使ったことない。どんな風になってるのか試してみたくなる。

調べてみると、他にも「こんなことできるのか!」と思わされる買い方がいくつかあった。ちょっと意外性のある買い物として、体験してみよう。
1973年東京生まれ。今は埼玉県暮らし。写真は勝手にキャベツ太郎になったときのもので、こういう髪型というわけではなく、脳がむき出しになってるわけでもありません。→「俺がキャベツ太郎だ!」

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真夜中でも早朝でも、そして円じゃなくても

立ち寄った駅の前にあると、個人的には用がなくてもつい入ってしまう店、ヨドバシカメラ。
なんとなく僕を吸い寄せてくるヨドバシ
なんとなく僕を吸い寄せてくるヨドバシ
店内に入っても、例の音楽で陽気な気分にさせられる。秋葉原にある店の営業時間は9:30~22:00。ただでさえ結構長く開いていると思うが、ネットで注文した商品は、24時間いつでも受け取れるという。
「店舗で受け取る」にチェック
「店舗で受け取る」にチェック
秋葉原と梅田は24時間対応
秋葉原と梅田は24時間対応
ヨドバシのネット通販「ヨドバシ・ドット・コム」で商品を注文し、店舗受け取りを指定すると、在庫があるものは30分以内で用意される。

ポチッと押すと、店員さんがダッシュで品物を取りに行ってくれているイメージが浮かんでくる。あせって転んだりしないでほしい。

さらに秋葉原と梅田のヨドバシでは、24時間受け取りができる。明日の始業時にどうしても必要なものがある場合などにも便利だろう。
夜7時ではなく朝7時
夜7時ではなく朝7時
各入口にわかりやすい表示が
各入口にわかりやすい表示が
この買い方を利用するのは初めて。どうなっているのか知るべく、開店時間前に受け取りにやってきた。専用の窓口があるようで、ちゃんと表示がされている。
なんとなくドキドキする
なんとなくドキドキする
受け取り場所の手前にはインターホンが。これを押すと中に案内してくれて、商品を受け取れるわけだ。買い物するだけなのに、特別な感じがしてなんだか楽しい。

試すに当たっていろいろとヨドバシのサイトを読んでいたら、もう1つ意外なことがあった。
何年もタンスで眠ってたドル札
何年もタンスで眠ってたドル札
それは、アメリカドルでも買い物ができるということ。ちょうど海外旅行で余っていたのがあるので、使ってみようではないか。
いつもの袋に入れてくれる
いつもの袋に入れてくれる
お釣りも出るしポイントもつく
お釣りも出るしポイントもつく
今回は648円の買い物をするために7ドルを出す。レシートの表示から計算すると、レートは1ドル=約104.42円。当日の為替相場からしても、個人的には違和感のない設定だと思う。

お釣りは日本円でくれるし、ポイントも通常通りにつく。ここのところの円安もあって、なんとなく得した気分だ。
ビジネスシーンに無関係
ビジネスシーンに無関係
複雑な気持ちにさせられる感触
複雑な気持ちにさせられる感触
ちなみに今回買ったのは、始業までに必要なものも特段なかったこともあって、「ノビノビキノコ 松茸」というおもちゃ。店員さんも「朝っぱらからいろんなニーズがあるもんだ」と思ったのではなかろうか。

でかい切符で旅行気分

続いてやってきたのは、JR東日本の駅。
久しぶりに切符を買おう
久しぶりに切符を買おう
今回はこちらではない方をチョイス
今回はこちらではない方をチョイス
交通系ICカードを持つようになって、切符というものを買うことはほとんどなくなった人も多いのではないか。私もそうだが、しばらくぶりに購入してみたい。

今回使う自動券売機は一番よく見るタイプではなく、こちら。
スペシャル感も漂わせるこの機械
スペシャル感も漂わせるこの機械
「指定席券売機」という名称のもの。大きく「新幹線・特急指定席」と書いてあるように、特別な切符を購入するのが主な目的だと思う。
よく見ると普通の切符も買えることがわかる
よく見ると普通の切符も買えることがわかる
ただ、普通の切符が買えないわけではない。メニューの右下に、小さい文字だが「乗車券」とあるのがそれだ。今回はそこをタッチして進めていってみよう。
指定することは結構いろいろある
指定することは結構いろいろある
でかいやつ登場
でかいやつ登場
利用人数や到着駅を指定して進めていくと、無事に乗車券を購入完了。なんとなく嬉しいのは、出てきた切符がでかいことだ。

到着駅は隣の駅で、料金は140円。なんとなく申し訳なくなるでかさ。でもちょっとした旅行気分にさせられる。
カード払いもできる
カード払いもできる
なんだかいろいろ出てくる
なんだかいろいろ出てくる
ちなみにこの券売機ではクレジットカードでの支払いもできるので、あわせて試してみた。「現金もICカードも忘れた!でもクレカならあるぞ」というもしもに備えて覚えておいてもいいかもしれない。

切符のほか、さらに大きいカード利用券や領収書も出てきて大げさなことに。隣の駅に行くだけなのに、でかいのが3枚にもなってしまい、なんとなくあたふたする。

ICカードだと1円単位の料金が、この買い方の場合高く繰り上がることもあるので、そこはちょっぴりデメリットとも言えるだろう。

笑いも取れるギフト券

続いて購入してみるのは、アマゾンのギフト券。
贈って喜ばれ受けて重宝
贈って喜ばれ受けて重宝
手軽に贈れて、相手が喜んでくれる確率も手堅く高いだろう。コンビニでも見かけるカードタイプの他、PDFを自分で印刷するものや、メールで送信するタイプもある。

今回はメールタイプを贈ってみよう。相手は担当編集の古賀さん。「お世話になったことへのちょっとしたお礼」という体裁で、チャットでやりとりしながら送ってみた。
すぐに届くのは便利
すぐに届くのは便利
アマゾンに「注文完了から約5分でお届け」と書いてあるように、実際すぐに届いたようだ。メールを見た古賀さんの反応はこうだ。
アマゾンに感嘆する古賀さん
アマゾンに感嘆する古賀さん
古賀さんの元に届いたメールはこういうものだ。
本当にほんの少し
本当にほんの少し
アマゾンギフト券のメールタイプは15円から送れる。意外にも思える価格設定を試してみたかったわけだ。
笑いも届いたらしい
笑いも届いたらしい
ご家族にも喜んでもらえたようで嬉しい。15円という額からすると、ものすごいコストパフォーマンスではないだろうか。
疑念すら生まれるギフト
疑念すら生まれるギフト
確かにメール冒頭の注意書きは15円にふさわしくない堅苦しさ。考えてみれば、長々と15桁も振られたギフト券番号も15円の前では仰々しい。

金色のリボン箱の写真は、たくさんあるデザインの中から意図的に金額との落差が大きいものを選んだ。
送信者向けのメールもよく読むとずっこける内容
送信者向けのメールもよく読むとずっこける内容
デザイン名は「エレガントギフトボックス」であるらしい。重ね重ねになるが、エレガントギフトボックスの中身は15円だ。
額指定で意味が変わるという発見
額指定で意味が変わるという発見
クリック間違えたら大変だ
クリック間違えたら大変だ
メールタイプのギフト券は15円から1円単位で指定でき、上限は50万円。「先日のお礼でーす」と軽く送られてきたメール、見てみて50万だったらびびる。
本場に勝った
本場に勝った
ずいぶん柔軟な価格設定。本場はどうかと思ってアメリカのアマゾンを見てみたところ、ざっくり50円から20万円という設定。幅広さそのものに加え、15円という細かく半端な下限の面白さも日本の勝ちだと思う。

松茸はめちゃくちゃ伸びます
松茸はめちゃくちゃ伸びます
身近に潜んでいた意外な買い方たち。便利さを超えた何かを感じさせるものがあった。

15円ギフト券に添えたメッセージに「うまい棒でも食べて」と書いたけど、あとから調べたところさすがにアマゾンでうまい棒1本単位では売ってなかったです。
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